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 宇久島の再生可能エネルギー事業について佐世保市は、地域振興や雇用創出、固定資産税増収などの効果が見込めると期待。事業者が地域住民の合意を取り付けたり関係団体との調整をしたりすることを前提に「可能な範囲で協力する」との立場を取ってきた。
 ただ、メガソーラーの海底ケーブル敷設に漁民が反対し、風力発電でも風車設置に住民の反発がある。これらについて朝長則男市長は2日の会見で「あくまで民間事業の問題。民と民でしっかり協議してほしい。今は私たちが出る場面ではない」と述べ、市としては静観する姿勢を示した。

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