ハリアー並みの質感! 日産がエクストレイルをフルモデルチェンジ|アグレッシブなデザインで北米初披露

日産 新型エクストレイル(4代目)[画像は北米仕様の新型ローグ2021モデル]

RAV4などライバルがひしめく激戦区のミッドサイズSUVクラスに日産がいよいよニューモデル投入

日産 新型エクストレイル(4代目)[画像は北米仕様の新型ローグ2021モデル]

2020年6月15日、日産の主力SUV“ローグ”(日本名:エクストレイル)の2021年モデルが北米で世界初披露された。今回のフルモデルチェンジで、エクストレイルとしては4代目の新型モデルとなる。

北米において現在最も市場規模が大きいミッドサイズクラスSUVは、トヨタ RAV4やホンダ CR-V、スバル フォレスターなど競合モデルも多い激戦区。日本においても同様に安定した人気を誇るカテゴリーだ。

新型エクストレイル(ローグ)は、プロパイロットをはじめとする日産の先進運転支援機能や、新設計のプラットフォームを基にした広く快適な室内空間、走行性能の向上などで、若いファミリー層にアピールする。

アグレッシブで質感も向上! 内外装デザインは大幅に進化

日産 新型エクストレイル(4代目)[画像は北米仕様の新型ローグ2021モデル]

外観デザインもグッとアグレッシブに生まれ変わった。プレミアム度と運動性能の高さを表していると日産では説明する。

個性的な形状のLEDヘッドライトを採用したほか、日産のVモーショングリルデザインも新世代デザインへと進化を遂げた。先代モデルに比べ全長はやや短く、全高もやや低くなった。

もはや高級車! 室内の質感も大幅に向上

日産 新型エクストレイル(4代目)[画像は北米仕様の新型ローグ2021モデル]

写真で見てもわかる通り室内の質感も大幅に向上させたほか、前後席とも快適性を高めた。

上級グレードでは、キルティング加工が施されたセミアニリンレザーシートを採用。北米仕様ではチャコール、グレー、タンの3色からセレクト可能だ。シート自体も、乗員の体圧を分散し疲労を軽減させる新設計のゼログラビティシートを採用する。

このほか後席シートヒーター、BOSE製プレミアムオーディオシステム、アンビエントライトなど高級車並みの装備が充実している。

3つのハイテクディスプレイが並ぶインパネまわり

日産 新型エクストレイル(4代目)[画像は北米仕様の新型ローグ2021モデル]

またメーターは12.3インチのデジタルダッシュボードに進化。センターの大型ディスプレイは9インチのタッチ式。そのうえ10.8インチのヘッドアップディスプレイと、3つのハイテクディプレイが採用されている。電子化されたシフトレバーも新しい。

このほか、ワイヤレスAppleCarPlayなどに対応。スマートフォンのワイヤレス充電に対応するほか、センターコンソールにはUSB Type-CとType-Aの両方の充電ポートを用意する。

日産自慢のプロパイロットはさらに進化|e-POWERは日本仕様までおあずけ!?

日産 新型エクストレイル(4代目)[画像は北米仕様の新型ローグ2021モデル]

ステアリングアシストとACC(アダプティブクルーズコントロール)を統合制御するプロパイロットは、新型エクストレイルでも搭載。次世代のレーダーおよびカメラテクノロジーによりさらに進化を遂げている。カーナビとのリンク機能も備え、カーブやジャンクションなどの通過速度もコントロールする。

安全面では10のエアバッグを採用するほか、日本でもセレナなどに採用が始まる360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)も搭載。前方のみならず側方や後方の安全も確保した。

"e-POWERは未発表! 北米仕様では2.5リッターガソリンエンジンを搭載

日産 新型エクストレイル(4代目)[画像は北米仕様の新型ローグ2021モデル]

北米仕様の新型ローグでは、エンジンは従来からの2.5リッターガソリン直噴エンジンを改良して搭載すると発表された。現行型の3代目エクストレイル(日本仕様)に搭載のハイブリッドや、期待されるe-POWERなどについて今回特に公開された情報はなかった。

これらの電動化モデルについては、今後日本仕様で追って発表されるものと思われる。更なる情報に大いに期待したい。

運動性能面でも、新たにエンジンやステアリング制御、トランスミッション、VDC、4輪駆動システムなどを統括制御するヴィークル・モーション・コントロールを採用。FFモードではスポーツ、ノーマル、エコ、4WDモードではスポーツ、エコ、スタンダードに加え、オフロード、スノーの5つのモードからセレクト出来る。

[筆者:MOTA編集部]

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