【台湾】鴻海、アルファロメオのEV開発に参画へ[車両]

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EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手の鴻海精密工業が、イタリアの高級車ブランド、アルファロメオの新型電気自動車(EV)の開発に参画する見通しとなった。アルファロメオを傘下に置く自動車世界大手、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と協力して開発に携わる。15日付経済日報が伝えた。

鴻海が公表した6月23日に開く株主総会の資料に、「新世代アルファロメオ・スマートEV」の項目が設けられた。総会で詳細な説明があるとみられる。

鴻海とFCAは今年1月、EVの開発や生産を手掛ける合弁会社を中国に設立することで提携すると発表した。

FCAは2022年にアルファロメオのブランドからスポーツタイプ多目的車(SUV)のEVを発表する計画とみられ、同車種の開発で鴻海と協力する見通しだ。FCAが同車種の開発に向けて、フランスのグループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)や日系自動車大手で幹部を務めた人物を引き抜いたとの観測も出ている。

FCAは今後、複数モデルのEVとプラグインハイブリッド車(PHV)を市場投入する方針で、21年にはアルファロメオブランドからPHV「トナーレ」を投入する計画。EV事業でFCAと提携する鴻海にとっては、今後商機が拡大する可能性がある。