【新型コロナ】座間の「ひまわりまつり」中止 28日にヒマワリの種配布

2018年の「座間市ひまわりまつり」の様子(座間市提供)

 首都圏随一の規模を誇る座間市の夏の恒例行事「ひまわりまつり」の中止が決まった。新型コロナウイルスの感染予防のため、実行委員会が15日までに発表した。28日に代替行事として、ヒマワリの種の配布を実施する。

 同まつりは2000年にスタート。相模川沿いの荒廃地などの景観保全のため、1993年からヒマワリの植栽が進められたことがきっかけだった。約55万本が咲き誇り、2019年は約18万人が訪れた。今年は8月8~12日に予定されていた。

 中止決定を受け、市商工会青年部などは地元応援企画「咲かせよう 座間のひまわり」を企画。市内10団体が参加して今月28日午前、駅前や商業施設前など10カ所前後でヒマワリの種を配布する。

 同青年部は「まつりの中止は残念。代わりに市民が自宅の庭でヒマワリを育ててもらい、街を元気にしたい」と話している。

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