「変わったことやる必要ない」 リーグ制覇へ、のぞく自信

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 6月の練習試合を4勝4敗4分けで終えた横浜DeNAは、19日に横浜スタジアムで広島との開幕戦を迎える。フレッシュな顔触れの先発陣を、経験豊富な中継ぎ陣と超強力打線が支える戦いぶりとなりそうだ。コロナ禍で異例の日程が組まれる中、22年ぶりのリーグ制覇、日本一を狙う投打の布陣を検証する。

 先発は6人中4人が初めて開幕ローテーションに入る見込みだ。ルーキー坂本は最終テストとなった13日の中日戦で3回を無失点。脱力したフォームに修正し、春先の直球の走りが戻った。昨季中継ぎで1軍デビューを果たした20歳の桜井は制球難を改善させ、着実に成長している。

 7年目の平良も「責任感を持って臨みたい」と気合十分。制球力で勝負する新助っ人ピープルズも安定感がある。2年連続開幕投手のエース今永、浜口には若手を引っ張る結果を求められる。

 今季は6連戦が続く過酷なスケジュールとなり、救援陣の重要性がさらに増しそうだ。「今永、浜口以外の先発投手に7回100球以上投げてもらうことは求めない」とラミレス監督は“マシンガン継投”を示唆する。

 先発候補だった石田の配置転換を決め、リリーバー陣の層は厚くなった。「勝利の方程式」を担うエスコバー、パットン、三嶋の調整は万全で、守護神山崎も開幕にきっちり合わせた。武藤、平田も練習試合では無失点と調子の良さが際立つ。

 打線はリーグ屈指の破壊力を見せつけた。オースティンは場外弾2発を含む3本塁打と春先からの好調を維持。ソト、ロペスも3本のアーチを架けた。3人とも7~9打点ずつ稼いでおり、相乗効果を生んでいる。

 「開幕1番」が決定的な梶谷は打率3割2分4厘、3盗塁と抜群の存在感を放った。序盤は不振だった4番佐野も復調して7打点をマークした。めまいを訴えて1試合を欠場した宮崎にも当たりが戻り、大和もバットを寝かせたフォームで勝負強さを発揮。中井、楠本ら代打勢も振れている。

 開幕スタメンが定まっていないのは捕手のポジションだ。筆頭候補の伊藤光が首の張りを訴えて名古屋遠征を回避。12日に今永とバッテリーを組んだ戸柱が起用される可能性が高まってきた。

 昨季リーグ3位だった得点力をどれだけ増やせるかが鍵を握る。今シーズンは120試合と例年よりも短く、出場選手登録人数や外国人枠の拡大などの特例措置も講じられそうだが、就任5年目の指揮官は自信をのぞかせる。

 「今までと変わったことをやる必要はない」