長澤まさみら出演者が完成披露試写会に登場 ! 映画「MOTHER マザー」がついにお披露目

実際に起きた事件から着想を得て制作された映画「MOTHER マザー」(7月3日TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開)の完成披露試写会が行われ、主演の長澤まさみ、共演の阿部サダヲ、奥平大兼、脚本も手掛けた大森立嗣監督が登壇した。

長澤演じる、男とゆきずりの関係を持ちその場しのぎで生きてきたシングルマザー・三隅秋子と、奥平演じる、息子・周平とのいびつな絆が描かれる同作。MCから今回の出演について、その思いを聞かれ、長澤は「題名にもなっているように、私自身も母から受けた影響が大きいなと感じて。台本を読んだ時に、親が子をつくるということや親には責任がある、ということも考えさせられ、人ごとのように感じなかったんです。そういう思いが生まれて、この役を演じてみたいなと思いました」と語った。

秋子の内縁の夫・川田遼を演じた阿部は「こんなひどい人、演じたことない」と自身の役について話しつつ、「台本を読んだ時に、全員だめなんだけど何か希望が欲しいなと思った。お客さんに“周平くんを助けたいな”って思ってもらえるようになれば」とコメント。

初めて挑んだオーディションで周平役に抜てきされた奥平。初の舞台挨拶は「思ったよりも緊張していないです」と笑顔を見せつつ、「僕だけが映っているシリアスなシーンで阿部さんが笑わせてきて(笑)」と撮影現場での思い出を振り返った。

また、同作が初共演となる長澤と阿部。長澤が「いつか共演したいと思っていたので、夢がかなってうれしかったです。阿部さんはなんでもできる方なので“スーパーマン”っていうイメージで」と話すと、奥平が笑い出し、阿部が「いや、若い俳優が笑ってるけど!」とツッコミを入れる場面もあり、3人の仲のよさが垣間見えた。

最後に大森監督は「俳優たちの素晴らしい演技を見てほしいです。この作品は心に深く残る物語なので、無理のない範囲で映画館に足を運んでもらえたら」と作品をアピールし、イベントを締めくくった。

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