困窮学生へ食料支援 先着100人限定 佐世保青年会議所

学生への食料支援を始めた佐世保青年会議所の長島理事長(右から2人目)らメンバー=佐世保市役所

 新型コロナウイルスの影響でアルバイトがなくなるなど生活に困窮する学生を対象に、佐世保青年会議所(長島正太郎理事長)は17日から食料支援を始める。先着100人限定で、約2週間分の食料品を贈る。
 県外の大学、短大、専門学校に通う佐世保市出身の学生が対象。本県産のお米やうどん、缶詰などの食料品を届ける。財源は、コロナの影響で中止が決まった「アメリカンフェスティバル」の予算などを充てた。
 17日午前10時、同会議所の公式ホームページ(HP)で受け付けを開始する。氏名や学校名、実家と現在の住所などを入力し申請する。申し込みは一人につき1回まで。食事の提供がある寮や下宿で生活する学生は除く。
 申請状況を踏まえ、他団体との連携も含めた追加支援も検討する。同会議所は「困っている学生のすべてを助けたいが、財政面でなかなか難しいのが現実。これをきっかけに、さまざまな支援が広がれば」としている。
 問い合わせは同会議所事務局(電0956.22.2483)。

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