伝わりやすい文章とは おかやま信金 新聞使い新人研修

新入職員が文章の表現方法など学んだ研修

 おかやま信用金庫(岡山市北区柳町)は23日、4月入庫予定の新入職員23人を対象に、業務への新聞活用をテーマにした研修を始めた。山陽新聞社の現役記者らから3回にわたり、文章の書き方やニュースを読み解くこつを学ぶ。

 初回は同金庫本店であり、山陽新聞社の国定啓人編集委員室次長らが講師を務めた。国定次長は文章を書くポイントとして、正確である▽分かりやすい▽伝える相手にふさわしい文体―の3点を解説。新入職員たちは、読み手に誤解を与える恐れがある「悪文」を直す例題に挑み、伝わりやすい文章表現について考えた。

 新型コロナウイルス感染防止対策として消毒液を配置し、希望者にマスクを配布した。

 研修は、新聞の教育的効果や仕事での有用性を伝える山陽新聞社のNIB(ニュースペーパー・イン・ビジネス)事業の一環。新聞を3カ月間購読し、記事スクラップを通じたプレゼンテーションやリポート添削などがある。

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