あさぎり町深田の天子の水公園で、ハナショウブが見頃を迎えた。梅雨入りを控え、紫や白の花々がしっとりとした趣を漂わせている。
町商工観光課によると、現在６分咲きで、６月中旬までが見頃。２０１９年度から３年計画で傷んだ株を植え替えており、幼い株も目立つが、２０種類以上・約３万株の眺めは壮観だ。
錦町でツクシイバラを観賞後、来園した人吉市の６０代の主婦は「毎年楽しみにしている。手入れが行き届いていて、昨年よりきれい」とかれんな花々を満喫していた。恒例の「花菖蒲まつり」は、新型コロナウイルス感染防止対策で中止になった。（坂本明彦）
熊本日日新聞 2020年6月5日掲載
