今、熱いプロレスラジオを聴け！【Part.1】

進化が止まらない日本のプロレス。ショーアップされた試合会場、強くてイケメン、セクシーなレスラーたちに女性や子供、そして外国人までもが魅了されています。観客動員で日本最大級を誇る新日本プロレスは、2020年正月の東京ドーム公演を1日増やし、2連戦に。2日で8万人以上の動員を見込むという今のプロレスブームを象徴する話題と言ってももいいでしょう。今回は聴けば試合に行きたくなる！ もっと深く楽しめるようになる北海道・埼玉・東京の局で放送されているプロレスのラジオ番組をご紹介します。

HBCラジオ『ラジプロ！』

プロレスに造詣が深いあらいけいさんが北海道のAMラジオ局でパーソナリティを務める60分のプロレス番組。さまざまなプロレス団体の選手にリレー形式で話を聞く「ラジプロ！リレーバトル」。気象予報士の資格を持つ女子プロレスラー・春日萌花さん、大日本プロレスのリングドクター・ドクター水上さん、ふたりの異なるプロレス関係者とあらいさんが電話をつないでトークするコーナーもあります。

キャリアが長い水上さんが語る古きよき昭和のプロレスエピソードは聞き応えあり。アニマル浜口さんおなじみの「気合だ！」誕生秘話などプロレスの歴史に触れることができます。北海道に試合に来たレスラーへのあらいさんのインタビューも濃厚。ボランティアレスラーとして活動している大仁田厚さんの近況や、電流爆破の商標登録したことにも言及。番組リスナーから届く北海道内で開催された試合観戦レポート紹介も一枚一枚が熱い。北海道のプロレス団体の北都プロレスをメインにドラゴンゲート、HEAT-UPなど北海道での人気団体や他団体の開催事情も知ることができます。

※放送情報は変更となる場合があります。

TBSラジオ『激落ちくんのレック presents プロレスの勝ち！ neo』

2019年10月からTBSラジオでスタートしたプロレス番組。新旧の人気レスラーたちの入場曲が流れるオープニングはプロレスファンのテンションを爆上げします。パーソナリティは『ワールドプロレスリング』の名実況で知られる辻よしなりさんと、プロレス初心者のTBSラジオキャスター・楠葉絵美さん。番組タイトルに「neo」がついているのは、およそ20年前に放送されていた「プロレスの勝ち！」が復活したから。人気団体を代表するレスラーひとりが2週にわたって登場し、スタジオトークを繰り広げます。

今まで新日本プロレスからオカダ・カズチカ選手、棚橋弘至選手、矢野通選手。プロレスリング・ノアの清宮海斗選手、DDTプロレスのスーパー・ササダンゴ・マシン選手。辻さんのマニアックな角度からの切り口だけではなく、楠葉さんの初心者目線で気になったことも聞いていくので、プロレスファンだけでなく、プロレスを勉強中の方も楽しめます。

※放送情報は変更となる場合があります。

NACK5『FANTASY RADIO』

埼玉のFMラジオ局NACK5で金曜深夜1時から翌朝5時まで生放送の番組を担当しているのが、現役女子プロレスラーの春日萌花選手。HBCラジオの番組では電話での出演でしたが、こちらは4時間の生放送！ あっという間に朝になってしまうほどのコーナーがぎっしりつまっています。

アニメが大好きで声優の顔も持つ春日さんおすすめのアニメ作品の紹介、気象予報士の資格を活かした身近なお天気のちょっといい話が聴けるコーナー。FMラジオっぽいのは3文字のキーワードを決め、その文字から始まる曲を募集する「“あいうえお作文”リクエスト」。とある放送回では「し・ゃ・こ」で「白い恋人達（桑田佳祐）」「やさしい気持ち（chara）」「今夜このまま（あいみょん）」をオンエア。ウルトラマンのテーマに乗せて3分間リスナーのラジオネームを読みまくるパワフルなコーナーも。

ラジオブースというリングの中で、楽しみながら試合をしているような雰囲気のラジオです。試合終わりにこの番組にかけつけることもあるというタフさ。さすがレスラーパーソナリティですね！

※放送情報は変更となる場合があります。

この記事を書いた人

佐藤史恵

ライター、構成作家。

ラジオ番組が好きで構成作家のキャリアをスタート。
都内近郊のFM、AMラジオ・テレビ番組の構成を多数手がける。

遊び体験共有サイトPLAYLIFEでプランナーとしても活動。
国内外の映画・ドラマが探せるaukanaにて作品解説を担当。

現場主義のエンタメウォッチャー。
サッカー、野球、プロレス、舞台、お笑いなどを年間トータル100本ほど見る生活を約15年続けている。
宝物は今まで集めたエンタメ半券約1500枚。

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