長崎県宿泊5000円助成 県民向けの受付終了 19日から全国向けに第2弾 予定2倍の8万2000泊の利用・予約

 新型コロナウイルス問題で落ち込んだ県内観光業への支援策として長崎県が実施してきた県民対象の県内宿泊料助成事業「ふるさと再発見の旅」第1弾について、県は予定していた4万泊を大幅に上回る約8万2千泊の利用・予約があったとして、16日午後9時で新規の予約受け付けを終了した。
 「ふるさと再発見の旅」は、県内での宿泊について1泊当たり1人5千円を助成するキャンペーン。今月1日に利用が始まった第1弾の県民向けでは、県は当初、7月末までの予定で4万泊分約2億3千万円を予算化した。県観光振興課によると、15日現在、宿泊施設への直接申し込みが約6万6千泊、インターネットの旅行サイトを通じた申し込みが約1万6千泊で計約8万2千泊に上った。16日午後9時までに受け付けた予約については助成対象になるという。
 同課は「お得感と使いやすさが支持され、多くの県民の利用につながった」としている。19日からは、全国からの誘客を目指す第2弾(10万泊分)の宿泊支援が始まる。

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