【新型コロナ】4ロータリーが厚木市に消毒液寄贈

厚木市内の4ロータリークラブ(RC)が4日、高濃度エタノール700本(500ミリ瓶)を市に寄贈した

 新型コロナウイルス対策に役立ててもらおうと、神奈川県厚木市内の4ロータリークラブ(RC)が4日、高濃度エタノール700本(500ミリ瓶)を市に寄贈した。同市七沢の黄金井酒造が製造したもので、市は消毒用アルコールの代替品として市立小学校や市立病院などで活用していく。

 寄贈したのは厚木、厚木中、厚木県央、本厚木の4RC。同酒造が高濃度エタノール製造に乗り出したことを知り、社会貢献の一環として4RC共同で取り組むことを決めた。

 市役所を訪れた厚木RCの滝澤勇会長が小林常良市長に目録を贈呈。同会長は「地元で作られた製品で地元に貢献できて良かった」と話し、小林市長は「市民のために取り組んでくれた皆さんの気持ちに感謝したい」と応じた。

 同酒造によると、コロナ禍で酒の消費が大きく落ち込んだこともあり、酒やジンなどを造る装置で高濃度エタノールを製造した。何度も蒸留を繰り返して濃度を高めたという。4RCは今後、愛川町と清川村にも寄贈する予定。

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