ロバート・ダウニー・Jrが動物たちと戯れる! 相棒の犬役はトムホ!! 元気になれる癒し系アドベンチャー『ドクター・ドリトル』

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『ドクター・ドリトル』© 2020 UNIVERSAL STUDIOS and PERFECT UNIVERSE INVESTMENT INC. All Rights Reserved.

あの『ドクター・ドリトル』がロバート・ダウニー・Jr主演で帰ってきた!『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)で全アメコミ映画ファンの涙を搾り取ったアイアンマンの“剥き身”が堪能できる、家族で観ても安心のファンタジー・アドベンチャー大作である。生活様式の変化など色々と大変な時期ではあるが、猛烈にアッパーかつエモーショナルな本作を大スクリーンで観て、ぜひエネルギーをチャージしてほしい。

『ドクター・ドリトル』© 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.

超豪華な俳優&声優陣! ダウニー・Jrとトムホ再共演に涙……

『ドクター・ドリトル』といえば、アラフォー世代にとっては頻繁にテレビ放送もされていたエディ・マーフィ版のコメディ映画(1998年)のほうのインパクトが強いと思うが、原作小説「ドリトル先生」シリーズに近いのは今回のダウニーJr版。ある悲しい出来事をきっかけに世捨て人の引きこもりおじさんになっていたドリトル先生が、助手志望の純粋な少年や不器用だが健気な動物たちに心を動かされ、やがてトラウマを克服し“みんなのドリトル先生”としてカムバックする……というのが大筋だ。

『ドクター・ドリトル』© 2020 UNIVERSAL STUDIOS and PERFECT UNIVERSE INVESTMENT INC. All Rights Reserved.

全体的に遊園地のアトラクションのような本作だが、アメコミ映画ファンとしてはダウニー・Jrとトム・ホランドの再共演は嬉しいところ。トムホは先生の頼れる相棒でもある犬のジップの声を務めているのだが、これはもう転生したトニー・スタークとピーター・パーカーの映画という解釈でも構わないだろう。

なおトムホ以外にも動物声優陣は異様に豪華で、エマ・トンプソンのオウム、ラミ・マレックのゴリラ、マリオン・コティヤールのキツネ、レイフ・ファインズのトラなどなど、人間の姿で共演していたら大事件レベルの面々である。

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大人数でワイワイ観たい遊園地アトラクション系アドベンチャー!

とにかく出演者の多くが動物(&虫)なので、必然的に映画の大半はドリトル先生と動物たちのとやり取りになる。そもそもがそんなエクストリームな設定だけに本作にはツッコミどころというものは存在せず、サクサクと動物語を習得していくチートな少年スタビンズくんや、アトラクションのバイト中みたいにベタベタな海賊っぷりのアントニオ・バンデラスとのやり取りなど、ご都合主義の見本のような展開もただただシンプルに楽しい。ダウニー・Jrはアイアンマンが抜けきっていないようにも見えるが、誰が損をするというわけでもないので全然OKだ。

『ドクター・ドリトル』© 2020 UNIVERSAL STUDIOS and PERFECT UNIVERSE INVESTMENT INC. All Rights Reserved.

一応はヴィクトリア女王の命を救い、周囲でうごめく陰謀を暴くために……みたいな大義名分がアドベンチャー展開のきっかけになるものの、なにしろ長年引きこもっていたドリトル先生だけに、そのコミュ障っぷりで度々お話にブレーキをかけてしまう。

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そんな先生よりもよっぽど人間味のある動物たちが、何をするにもブツクサ言う先生のケツを叩く役割を担いつつ、常に小学生レベルの笑いを提供してくれる。種族も性別も(大きさも毛の色も)関係なく“ドリトル先生を慕う仲間”として共闘する動物たちは、本来あるべき人間の姿を問いかけている……ように感じられなくもない。

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とにかく、映画を観て元気になりたい人には絶対にオススメだし、家族全員で観に行ける映画としても間違いないし、なんならアイアンマンとスパイダーマンの二次創作だと思って観てもいいので、ぜひ劇場に足を運んで思いっきり楽しんでいただきたいエンタメ作品である。

そしてロバート・ダウニー・Jrといえば、2020年4月にがんのため亡くなった藤原啓治さんが、本作でドリトルの吹替を務めていることも見逃せない。トニー・スタークの吹替でお馴染みの藤原さんによるダウニー・Jrは今回もどハマリなので、ぜひ吹替版も鑑賞しておきたいところだ。

『ドクター・ドリトル』は2020年6月19日(金)より公開