【MLB】球団別プロスペクトTOP10:シンシナティ・レッズ

1位:ニック・ロドロ(LHP)
2019年ドラフト1巡目(全体7位)指名。2016年にもドラフト1巡目(全体41位)で指名を受けているが、大学への進学を選んでいる。いずれも平均以上の評価を受けるファストボール、スライダー、チェンジアップの3球種を、制球良く投げ込む。非常に完成度が高く、メジャーへの早期昇格も期待できる。またポテンシャルもローテーション半ばの先発投手級と十分。

2位:ハンター・グリーン(RHP)
2017年ドラフト1巡目(全体2位)指名。高校時代は野手としても活躍したアスリート。力みがなく安定した投球フォームをしており、最速103マイルを記録する強烈なファストボールを制球良く投げ込むことを可能にしている。スライダーもキレが良く、エース級のポテンシャルを持っている。2019年春にトミー・ジョン手術を受けて同年を全休しており、まずは健康状態を取り戻すことが目標。

2位のグリーンはフューチャーズゲームで103マイルを記録して話題を呼んだ

3位:ジョナサン・インディア(3B)
2018年ドラフト1巡目(全体5位)指名。初のフルシーズンとなった昨年は、手首の怪我に悩まされながらも、A+と2Aの121試合で打率.259、11本塁打、11盗塁とまずまずの成績を残した。怪我を癒して大学3年次に68試合で21本塁打を放った長打力を発揮したい。3B守備には定評があり、2Bを守ることのできる機敏さもある。

4位:タイラー・スティーブンソン(C)
2015年ドラフト1巡目(全体11位)指名。昨年は2Aの89試合で打率.285、6本塁打と打撃を向上させて評価を上げた。特にアプローチが優秀で、ボール球には滅多に手を出すことがなく、高い出塁率を期待することができる。守備では様々な部分で進歩をみせたが、メジャーレベルのCになるためには改善し続ける必要がある。肩は強いがリリースに問題があり、盗塁阻止率は26%にとどまった。

5位:ホゼ・ガルシア(SS)
2017年6月に契約金500万ドルで入団したキューバ出身プロスペクト。昨年はA+の104試合で打率.280、8本塁打、15盗塁と投手有利のリーグながら上々の成績を残した。現時点では広角にラインドライブを飛ばす打撃スタイルだが、体格が成長すれば20本塁打級のパワーが身につく可能性はある。柔らかいグラブ捌きが光るSS守備にも定評がある。

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6位:トニー・サンティヤン(RHP)
2015年ドラフト2巡目(全体49位)指名。2018年に防御率3.08、BB/9 2.3、K/9 8.1とブレイクするも、昨年は肩の怪我と上腕三頭筋腱の張りの影響で球速が低下し、防御率4.84と低調な成績に終わった。キレの良いスライダー、平均レベルになり得るチェンジアップもあるが、変化球の制球は不安定。ポテンシャルはローテーション半ばの先発投手だが、リスクも高い。

7位:スチュアート・フェアチャイルド(OF)
2017年ドラフト2巡目(全体38位)指名。スイングを修正して臨んだ昨年は、2A昇格後の42試合で打率.275、4本塁打と打撃で大きな進歩を見せた。大学時代にみせていたパワーポテンシャルを発揮できれば、レギュラー級の選手になれる。盗塁技術は拙いが、足が非常に速く打球反応も優秀で、OF3ポジションすべてを高い水準で守ることができる。

8位:マイケル・シアニ(OF)
2018年ドラフト4巡目(全体109位)指名。オーバースロットの契約金200万ドルで入団した。昨年はAの121試合で打率.253、6本塁打とまずまずの成績を残した。打撃に関しては修正すべき点が多く残されているが、守備は既に傘下でベストクラスとの評価を受ける。45盗塁を記録した俊足、優れた打球反応と判断が光るCF守備はゴールドグラブ級になりうる。

9位:タイラー・カリハン(3B/2B)
2019年ドラフト3巡目(全体85位)指名。オーバースロットの契約金150万ドルで入団した。プロデビューでは10四球に対し50三振を喫するなどアプローチは要改善だが、打撃のポテンシャルを高く評価されている。高校ではCとSSをプレーしていたが、プロでは2Bと3Bを守った。今後の体格の成長次第だが、両ポジションともプレーできる可能性はある。

10位:ライオン・リチャードソン(RHP)
2018年ドラフト2巡目(全体47位)指名。高校3年時に投手にコンバートすると最速97マイルを計測し、オーバースロットの契約金200万ドルで入団した。昨年はAで1年間ローテーションを勤め上げ、防御率4.15とまずまずの成績を残した。投手経験は浅いがシンプルで安定した投球フォームをしており、既に制球力が身についている。ポテンシャルはローテーション半ばの先発投手。

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