普段の可愛らしさ&ダンスでのカッコ良さ ギャップが魅力の2年目【鷹ハニーズ名鑑】

ハニーズの「MEI」さん【写真:福谷佑介】

「可愛い部分だけじゃなくクールな部分、大人っぽい部分を見せたい」

4年連続日本一を目指すソフトバンクのオフィシャルダンス&パフォーマンスチーム「ハニーズ」。新型コロナウイルスの感染拡大で延期となっていた開幕は6月19日に決まり、ファンの前に立てない日々を送ってきた彼女たちも徐々に活動を再開させている。12日の練習試合からは無観客ではあるものの、グラウンドでのパフォーマンスも始めた。新メンバー7人、昨季からの継続メンバー12人の計19人となった新生「ハニーズ」のメンバー1人1人の魅力を紹介していく。

第15回は2年目を迎えた「MEIさん」だ。

○MEI(2年目、福岡県出身)

ハニーズの妹分「ハニーズダンスアカデミー」出身の「MEI」さん。ハニーズOGで現在、球団でハニーズを担当するエンターテインメント推進課の関まどかさんは「フワフワ系の女の子で妹タイプですね。ただ、ダンスを踊るとカッコ良さも出てきてギャップがあります」と彼女の魅力を語る。

可愛らしさが売りの彼女だが、今季は「新たな自分を見せられる年にしたいです。可愛い部分だけじゃなくクールな部分とか、子供っぽい自分じゃなく大人っぽい部分を見せて『お、違うな』と見ている人たちに思ってもらいたいです」。新たな自分の魅力を作る1年にしようと意気込んでいる。

そのための努力も欠かさない。例えば、ハニーズの1番の見せ場であるダンス。「ずっと笑顔で踊るんじゃなくて、踊りの中でも表情を変えること。表情が同じだと、ファンの人も飽きるじゃないですか。去年も1年、見ていて下さって、今年新しいものがないと飽きてしまうと思うので、表情、踊り方、ダンスで変わった部分を見せたいと思っています」と語る。

シーズンオフの間にはアーティストの動画を見て表情や仕草などを研究。しかも、同じ女性アーティストだけでなく、男性アーティストの表情も研究した。「女性の映像ばかりを見ていると、どうしても偏ってしまう。なので、男性の映像を見て、カッコ良さが現れる表情を研究したりもしています」。

ハニーズダンスアカデミーのシスターズクラスに通い、ハニーズになることを夢見てきたMEIさん。彼女にとってハニーズは「家族よりも一緒にいる時間が長い。先輩たちにも仲良くしてもらって、全員のことが大好きです。自分にはなくてはならない存在になった。出会えて良かったなと思います」と語るほど、かけがえのない存在になった。

今年は2年目。新たに後輩もメンバーに入ってきた。まだ、ファンの前に立てる日はもう少し先になる。「ファンの人たちに楽しんでもらったり、元気になってもらえることが、この仕事の良いところだと思っています。今年も球場に来て『明日も頑張ろう』と思ってもらえるパフォーマンスができたらいいなと思っています」。MEIさんはいつか来るファンとの再会の日を心待ちにしている。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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