サッカー選手は求められてクラブに所属する職業であり、なかなか自分が愛する場所に行くことはできない…。
今回は『sportskeeda』から「ライバルのクラブを応援していたスター選手10名」という記事を紹介しよう。
フランク・ランパード
チェルシーで様々な偉業を成し遂げてきたレジェンドは、2016年に現役を引退したあと監督として古巣に復帰。まさにスタンフォード・ブリッジの魂となっている。
しかし彼はかつて父親が所属していたウェストハムを愛し、そこでプロデビューも果たした。あこがれの選手はハマーズで多くのゴールを決めたFWフランク・マカヴェニーだった。
ルカ・モドリッチ
2012年にトッテナム・ホットスパーからレアル・マドリーに加入し、様々なタイトルに貢献。クロアチア代表でも2018年のワールドカップで準優勝を果たし、バロンドールを獲得した。
友人のイヴァン・ラキティッチは、一昨年のインタビューで「若い頃はみんな好きなチームがあったものさ。ルカがクラレットと青のチームを愛していたことは秘密じゃないよ」と話している。それはもちろんカタルーニャのあそこ…。
ケヴィン・デ・ブライネ
マンチェスター・シティのスターであることは紹介の必要もない。近年のプレミアリーグでは間違いなく有数のMFとして君臨しており、彼のプレーを見られることは喜びそのものだ。
ただ、2017年のインタビューで彼は「リヴァプールのサポーターだった」ことが明らかに。子供の頃は赤いマットレスカバーを敷き、赤いジャージを身に着けていたことが報告された。オーウェンのシャツが宝物だったという。
アンドレス・イニエスタ
彼ほどバルセロナと密接な関係を持っている選手はいない。チャビ・エルナンデスやリオネル・メッシらと並び、まさにレジェンドという存在であり、象徴的なアイコンだ。
だからこそ意外な事実として、アルバセテ時代の彼はバルセロナを嫌った時期があった…という点がある。彼がそこに所属していたとき、バルセロナに0-7と大敗したからだ。
「バルセロナがアルバセテ相手に7ゴールを決めたとき、僕はとても怒った。なので愛するチームを変えたんだ。だけどマドリッドから連絡は一度もなかったよ」とイニエスタは話している。つまり白い方を応援していたことも…、
ジョン・テリー
ランパードと並んでチェルシーのレジェンドとなっているジョン・テリー。現在はアストン・ヴィラに移ってアシスタントコーチを務めている。
ところが、彼の家族はマンチェスター・ユナイテッドのファンだった。彼自身も赤い悪魔を応援しており、14歳のときにはアレックス・ファーガソンからの誘いもあったという。だが、チェルシーに誘われたときに忠誠を切り替えたとか…。
「私はマンチェスター・ユナイテッドのファンだった。すべてを勝ち取っているチームをサポートしたいと思っていたし、父親も祖父もファンだった。だけど、チェルシーを訪れた時にここが行きたいクラブだと思ったんだ」
ギャレス・ベイル
サウサンプトンでデビューし、それからトッテナムでブレイク。さらにレアル・マドリーへとステップアップしていった。白いチームばかりに所属している印象だが、実はかつてアーセナルのサポーターであった。
トッテナムの最大のライバルに目を奪われていた理由は、無敗優勝時の輝かしいメンバーだ。ベイルは昨年のインタビューで以下のように話している。
「アーセナルをよく見ていた。アンリのような選手のプレーを楽しんでいたよ。ベルカンプも好きだった。素晴らしいチームだったね。でも、トッテナムのファンは僕がまだアンリのユニフォームを持っていることにイラつくだろうね!」
オレ・グンナー・スールシャール
現役時代は11年間をマンチェスター・ユナイテッドで過ごし、昨年には監督にも就任した。アレックス・ファーガソンの弟子としてクラブを任された形となっている。
これは本人が明かしたものではないが、古い写真で彼がリヴァプールのシャツを着ていたことが報じられている。『The SUN』の取材によれば、故郷の町では彼がリヴァプールのファンであったことは有名だったとか…。
ジェイミー・キャラガー
これはとても有名な話だが、リヴァプールの伝説的なキャプテンであるジェイミー・キャラガーは、かつて同じ街に本拠地を置いているエヴァートンのサポーターであった。彼は2017年のインタビューで以下のように話している。
「もし選べと言われたら、イングランドがワールドカップで優勝するよりも、エヴァートンが毎週勝ってくれる方を願っていたよ」
ラヒーム・スターリング
リヴァプールでデビューし、それからマンチェスター・シティへと移籍したスターリング。現時点で世界トップクラスのウインガーであり、イングランド代表でも欠かせない選手だ。
彼は昨年『Daily Mirror』のインタビューで以下のように話し、実はマンチェスター・ユナイテッドのファンであったことを明かしている。
「これは言うべきではないことだろうけど…今もじゃないよ!今は絶対に違うよ。若い頃は、かなり熱狂的なマンチェスター・ユナイテッドのファンだったんだ。2007年のFAカップ決勝にも行っていたし、ユニフォームも持っていた」
ポール・ポグバ
彼はマンチェスター・ユナイテッドのユースで育成され、ユヴェントスへの移籍でブレイクし、当時の世界最高額となる移籍金で復帰してきた…という選手だ。ただ、彼がかつてアーセナルのファンだったことはよく知られている。
かつてのインタビューでポグバは以下のように話し、その理由について明かしている。
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「僕は正直に言いたい。当初、僕はアーセナルのファンだったんだ。それはもちろん、そこにいたフランス人選手たちのおかげでね。特にティエリ・アンリが」