ニホンライチョウ、4年連続産卵 富山市ファミリーパーク

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 富山市ファミリーパークは17日、国の特別天然記念物ニホンライチョウが卵1個を産んだと発表した。パークでの産卵は4年連続となる。パークは、国内初となる母鳥がひなを成鳥になるまで育てる「自然繁殖」の成功を目指している。

 産卵した雌は昨年7月、いしかわ動物園(能美市)で誕生し、今年2月にパークに移送された。雄は2017年7月に大町山岳博物館(長野県)から卵で運ばれ、パークでふ化した。

 2羽は5月27日、繁殖室に入り、6月16日午後6時ごろ、産卵用の砂場で産卵。17日午前8時ごろ、職員がササの葉に隠れた卵1個を見つけた。2羽とも初の繁殖となり、7月下旬のふ化を見込む。

 昨年は8羽がふ化し、母鳥がひな3羽を突いて死なせたため、途中から飼育員が育てた。今年は繁殖室を安静にするため、母鳥が隠れる場所を増やしており、動物課の小峠拓也課長代理は「環境を改善しながら、母鳥による育雛(いくすう)を成功させたい」と話した。

 ライチョウの人工繁殖は環境省などのライチョウ保護増殖事業の一環で、パークのほか、いしかわ動物園、大町山岳博物館、上野動物園(東京都)、那須どうぶつ王国(栃木県)が取り組んでいる。