長崎県内最大の書道公募展「第45回記念県書道展」(長崎新聞社主催)が17日、長崎市出島町の県美術館県民ギャラリーで開幕した。漢字、かな、近代詩文、少字数、篆刻(てんこく)、前衛の6部門で、最高賞の長崎新聞社大賞受賞作など書の美を追究した秀作の数々が並ぶ。
同展は当初、4月末に開幕する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催を延期していた。開場式や表彰式などは中止した。
今回は、中央審査員、名誉会員、一般公募などの作品6部門計835点を長崎展(前期、中期、後期)と佐世保展に分けて展示。18日までの前期では289点が並び、愛好者や市民らが書の魅力を堪能している。
同展の江副景舟副会長は「コロナ禍により中央公募展が中止になる中、長崎で書道展を開催できたことをうれしく思う。多彩な作品が並んでいるので、ぜひ見てもらい気持ちを和らげたり、励みにしたりしてもらいたい」と話した。
中期は20、21日、後期は23、24日。佐世保展は7月2~5日、佐世保市の島瀬美術センターで。いずれも入場無料。同展事務局は、来場者にマスク着用など感染防止への協力を求めている。
県書道展が開幕 美を追究した秀作並ぶ 県美術館 佐世保展は来月2日から
- Published
- 2020/06/18 13:00 (JST)
- Updated
- 2020/06/18 23:47 (JST)
© 株式会社長崎新聞社