【MLB】ナ・リーグへもDH制導入?恒久的に採用される可能性も

 現地17日、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッドと選手会専務理事トニー・クラークとの間で話し合いが行われ、2020年シーズン開幕に向けて大きな前進がみられたと現地の複数メディアが報じている。

 その中では、7月19日開幕での60試合開催、完全な日割り計算をした給与の支払い、リーグの収益を増やすためにユニフォームに広告をつけること、ポストシーズン進出枠を16チームへ拡大することなどが話し合われている。

投手だが通算19本塁打を記録している強打のマディソン・バムガーナー

 野球というゲームそのものへ大きな影響を与えるものとしては、ナ・リーグへのDH制の導入がある。ミルウォーキー・ジャーナル・センチネルのトム・オドリクール記者は、2022年以降の労使協定の内容にも、ナ・リーグへのDH制の導入がほぼ確実に盛り込まれるだろうとしている。 

 1876年に設立され、長い歴史を誇るナ・リーグだが、そのナ・リーグに存在し続けた"投手の打席"も、一部の強打の投手が代打で登場することを除いては、もう見ることはないのかもしれない。

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