南ほど高温予想 東・西日本は梅雨の中休みも 1か月予報

1か月予報(平均気温)。出典:気象庁ホームページ

気象庁は18日(木)、向こう1か月(6/20~7/19)の天候の見通しを発表した。気温の高い地域が多く、特に沖縄・奄美は7月初めにかけて厳しい暑さとなる見通し。また、前線や湿った空気の影響を受けにくいため、東・西日本は向こう1か月の日照時間は平年並みか多くなりそうだ。西日本の太平洋側は、降水量が平年並みか少ない予想となっている。

1週目(6/20~26)

高温に関する早期天候情報。出典:気象庁ホームページ

 太平洋高気圧の勢力が強く、東・西日本は平年に比べて曇りや雨の日が少ない見込み。東・西日本、沖縄・奄美は高温傾向が見込まれ、特に、沖縄・奄美は24日(水)ごろからの5日間ほどは気温がかなり高い可能性がある。このため、気象庁は沖縄・奄美に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理や熱中症対策など健康管理に注意するよう呼びかけている。

2週目(6/27~7/3)

1か月予報(降水量)。出典:気象庁ホームページ

 東・西日本、沖縄・奄美は引き続き平年より気温が高い見通し。東日本の太平洋側と西日本は、前線や湿った空気の影響を受けにくく、1週目に続いて平年に比べて曇りや雨の日が少なくなりそうだ。

3~4週目(7/4~7/17)

1か月予報(日照時間)。出典:気象庁ホームページ

 気温は全国的に高温傾向で、暑い日が多くなりそうだ。天候は平年と同様で、北・東・西日本は曇りや雨の日が多く、沖縄・奄美は晴れる日が多い見込み。 【参考:平年の梅雨明け】 奄美   6月29日ごろ 九州南部 7月14日ごろ 九州北部 7月19日ごろ 四国   7月18日ごろ 中国、近畿、東海、関東甲信 7月21日ごろ 北陸   7月24日ごろ 東北南部 7月25日ごろ 東北北部 7月28日ごろ

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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