人気漫画「映像研には手を出すな!」の作者・大童澄瞳が「DigiCon6 ASIA」Youth部門の審査員に

優れたコンテンツクリエーターを励まし相互理解を促すことを目的に、TBSが主催し、2000年から毎年行われている映像コンテスト「DigiCon6 ASIA」。その中の、18歳以下のクリエーターを対象とした「Youth部門」の審査員に、人気漫画「映像研には手を出すな!」の作者・大童澄瞳氏が加わることが決定した。

今年立て続けにアニメ化・ドラマ化され、映画の公開も待たれるなど快進撃の止まらない人気漫画「映像研には手を出すな!」の作者である大童氏。女子高生がアニメーション制作への熱い思いと創造力を爆発させる同作の世界は、まさにYouth部門に応募する若いクリエーターたちの姿そのものだということから、コンテスト事務局が大童氏に審査員就任を熱烈オファー。大童がこれに応える形で実現した。

根強いアニメ人気や映画「カメラを止めるな!」のブームを背景に、手軽なデジタル機材が安価で身近になったことや学校などでの指導の充実などが相まって、実写・アニメを問わず映像制作は低年齢化が進んでおり、15年から始まったYouth部門は、毎年ほぼ2割増で応募が増え続けている。「DigiCon6 JAPAN Youth 部門」の本年度の作品受付は8月31日まで。10月24日に東京都写真美術館で表彰イベント「DigiCon6 JAPAN Awards」を開催する予定だ。

大童氏は「大人が仕組んだコンテストは若者にとって何かと窮屈かもしれねえと思うんですが、自分が面白いと思うことを力と時間と金の許す限り全力で出すとたぶん結構いいことがあります。若い頃になんかやってたヤツは、若い頃なんかやってなかったヤツよりたぶん強い」とコメントを寄せている。

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