感染防止と災害派遣両立 海自佐世保地方隊 住民輸送など訓練

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感染が疑われる被災者をゾーニングされた待機室に誘導する訓練=佐世保市、倉島岸壁

 海上自衛隊佐世保地方隊は18日、新型コロナウイルス感染症対策をしながら、災害派遣活動に当たる訓練を、佐世保市干尽町の倉島岸壁で初めて実施。防護服姿の隊員らが、感染症が疑われる住民の輸送や救援物資の搬送などの手順を確認した。
 隊員約100人が参加。風水害時の災害派遣活動と新型コロナの感染拡大防止の両立を図るのが狙い。
 訓練では、多用途支援艦「あまくさ」に救援物資のほか、サージカルマスクや消毒用エタノールなど衛生資材を搬入。被災者に対し検温や問診、連絡先の確認をした上で入浴支援をする手順などを確認した。
 感染が疑われる被災者を孤立した場所から救助する訓練では、隊員との接触を防ぐため、救助船内の待機室をシートでゾーニング。防護服を着た隊員が、船内で被災者を誘導するやり方を練習した。
 訓練を企画した佐世保地方総監部防衛部の坂井喜一郎1等海佐は「新型コロナは目に見えない脅威。さまざまな工夫で対応しなければならない。関係機関と情報共有して活動したい」と話した。