iPSで心臓病治療、京大

心筋移植学内で承認、国に申請へ

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 人工多能性幹細胞(iPS細胞)からつくった心臓の筋肉などの細胞をシート状に成形し、5枚重ねにして重い心臓病の患者に移植する京都大チームの臨床研究計画を、学内の審査委員会が承認したことが19日、分かった。厚生労働省の審査で認められれば実施する。

 iPS細胞を使う心臓治療の計画は大阪大、慶応大に続き国内3例目。

 手術は京大病院の湊谷謙司教授(心臓血管外科学)のチームが担当し、重症心不全の患者数人の心臓に直接貼り付ける。シートは定着すると内部に血管を形成、血液から栄養や酸素を受け取りながら、数カ月にわたって患者の心筋の働きを改善するタンパク質を分泌する。