「雨やまないね」 キリンの親子 ひょっこり顔 森きらら

獣舎からひょっこり顔を出すアミメキリンの「ハヤト」(右)と「みなと」=佐世保市、森きらら

 獣舎から顔をのぞかせ、シトシトと降り続く雨を見詰めるキリンの親子。
 「雨やまないね、お父さん」「梅雨明けはまだ先かな。早く夏が来たらいいね」。思わずそんな会話が聞こえてきそう。
 長崎県佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)のアミメキリン「ハヤト」(雄、10歳)と、息子の「みなと」(1歳)は、雨の日になると、獣舎からひょっこりと顔を出す。
 ハヤトは、雨と寒いのが苦手。雨の日は、ぬれたくないけど、外も観察したいから“ひょっこり”。みなとも、ここ2カ月くらいで父親のまねをして顔を出すようになった。
 担当飼育員の林田茜さん(30)は「親子だな、とほほ笑ましい。今後もハヤトの良いところのまねをしつつ、成長してほしい」と笑顔で話した。

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