<横浜DeNA1-5広島>
プロ9年目の乙坂が「2番・右翼」で自身初となる開幕戦のスタメンを飾り、攻守に存在感を示した。
6月の練習試合で打率3割3分3厘をマークした好調さを買われ、右肘の張りを訴えたオースティンの代役に指名された26歳。まずは四回の守備でメヒアの右飛を素早く処理し、三走鈴木誠の生還を許さなかった。
自慢の打力を発揮したのは七回だ。先頭でチーム2安打目となる右前打を放ち、塁上で小さく右拳を握った。
昨季はキャリアハイの97試合に出場。この自主練習期間では素振り用に畳を購入するなど、技術向上に時間を注いできた。
2010年から石川や筒香らがつないできた横浜高OBの名を11年連続で開幕戦の先発オーダーに刻んだ。「もっとチームを強くする選手になる」と口にしてきた背番号33の新たな挑戦が始まった。