【横浜DeNA】代役とは言わせない 開幕初スタメンの乙坂に存在感 6月19日・広島戦

【横浜DeNA-広島】7回横浜DeNA無死。右前打を放つ乙坂=横浜

<横浜DeNA1-5広島>

 プロ9年目の乙坂が「2番・右翼」で自身初となる開幕戦のスタメンを飾り、攻守に存在感を示した。

 6月の練習試合で打率3割3分3厘をマークした好調さを買われ、右肘の張りを訴えたオースティンの代役に指名された26歳。まずは四回の守備でメヒアの右飛を素早く処理し、三走鈴木誠の生還を許さなかった。

 自慢の打力を発揮したのは七回だ。先頭でチーム2安打目となる右前打を放ち、塁上で小さく右拳を握った。

 昨季はキャリアハイの97試合に出場。この自主練習期間では素振り用に畳を購入するなど、技術向上に時間を注いできた。

 2010年から石川や筒香らがつないできた横浜高OBの名を11年連続で開幕戦の先発オーダーに刻んだ。「もっとチームを強くする選手になる」と口にしてきた背番号33の新たな挑戦が始まった。

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