長崎県内 まとまった雨 雲仙岳で1時間41ミリ

雨の影響で崩れたとみられるのり面=長崎市淵町

 長崎県内では18日夜から19日未明にかけて、一時まとまった雨が降った。雲仙岳では1時間に40ミリを超す激しい雨を観測。大雨警報が出された長崎市内では各地で土砂崩れが相次いだ。
 長崎地方気象台によると、1時間最大降水量は▽雲仙岳41.0ミリ▽平戸26.0ミリ▽長崎、松浦24.0ミリ▽長浦岳、口之津22.5ミリ。長崎、大村、雲仙、南島原の4市と西彼杵郡に大雨警報が、諫早市に大雨洪水警報が発表された。
 県警などによると、長崎市淵町ではのり面が高さ約6メートル、幅約3メートルにわたって崩れた。同市星取2丁目では石垣2カ所が崩壊。同市江の浦町では土砂が民家裏に流れ込んだ。同市清水町では高さ4メートル、直径60センチの木が倒れるなどした。いずれもけが人はいなかった。
 気象台は一連の雨で地盤が緩んでいる可能性があるとして、土砂災害に注意を呼び掛けている。

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