「木村拓哉はやっぱりスター」 ワンマンライブを大物ミュージシャン達が賞賛

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※こちらの記事は「音楽的には見るべき所はありません」と厳しい意見も 木村拓哉単独ライブDVD発売 専門家がガチ分析! | TABLOからの続きです。

木村拓哉の初ワンマンライブを収録したBlu-ray Disc/DVD『TAKUYA KIMURA Live Tour 2020 Go with the Flow』の発売が迫り、本編トレーラー映像が特設サイトで公開されると、Twitterではキムタクの絶賛の嵐ですが、プロから見てもミュージシャンキムタクはスゴいようです。

キムタクは、大物プロデューサーをも魅了していました。
BOØWY、ZIGGY、リンドバーグなど多くのアーティストをプロデュース、1980年代から1990年代までヒットメーカーとしてJ-ROCKシーンを牽引なさった大物プロデューサーの月光恵亮氏は、こう語りました。

「やはり、今もなお、圧倒的な存在感があると思う。素晴らしい表現者だとも思うし、素晴らしい感性を持ち合わせてるとも思う。今も鮮烈に印象に残っているのが、1996年に2月に僕がプロデュースした世良公則さんのシングル『Rambling Dreamer 』をリリース直後に『スマスマ』の中でキムタクがカバーした時、たまたまスタジオでTVを観ていて僕はショックを受けた。ああ、この曲はこういう捉え方もあるんだと。かなり難易度が高い曲だったけど、キムタクはサラッとまるでポッブスを口ずさむかのように歌った。その歌声は今も僕の脳裏に鮮やかに焼き付いている。それだけ表現者としては素晴らしいスキルを持っているのだということをこのトレーラーを観ても当時と同じように強く感じた」

海外の大物アーティストともご交友をお持ちの大物プロデューサー月光さんの脳裏に焼きつくキムタクってスゴ過ぎます。

一方、赤西仁と対比して、ご意見を下さったのは、作詞家、ベーシストとして沢田研二、大沢誉志幸他、多くの人気アーティストを支えてきたK.INOJOさん。

「キムタクは頑張っている、とても頑張っている。ジャニーズの作家陣やライブ制作チームもたぶん進化している。より海外を意識した新しいサウンドを作ろうとしているのだと思う。その過渡期にいる。しかし、コロコロ変わる歌謡曲のコード進行の問題で、スケール感がなくなってしまう。若い赤西仁は、そこらへんが柔軟なのでサウンド的には成功している。イメージも斬新。今までの曲を全て捨てられれば、キムタクは次のステップに行けるかもしれない。やはりスター、その可能性を充分に秘めていると思う。キムタク、頑張れ!」

最近では、『REACTION』ベーシストの反町YUKI哲之とのプロデュースチーム『YUKINOJO(ゆきのジョー)』でPPAPのハードロックカバーをなさったりしていらっしゃるK.INOJOさんのお言葉には説得力あります。

また、ギター、ボーカルレッスンを展開する『FOREST STUDIO』を運営するミュージシャン、もりまさきさんは、

「SMAP解散後、初となるオリジナルアルバムをリリースされた木村拓哉さん。アイドルのイメージが強い木村拓哉さんですが、ミュージシャンとしての底力は素晴らしいものがあります。ギターテクニック、表現力、歌唱力はアーティストそのもの。特に低音域から中音域に木村拓哉の代名詞とも言える声の魅力は誰も真似出来ないまさに【One and Only】。この楽曲の作詞はB’z 稲葉浩志さんが手掛けていますが、稲葉氏の世界観を木村拓哉が歌い上げると言う化学反応はアーティスト木村の可能性を無限に引き上げる本来あるべきミュージシャンの姿でもある。無限の可能性を今後も聴かせて頂きたい」

故丹波哲郎さんのご子息で「二代目 霊界の宣伝マン」としても活動なさっているもりまさきさんから「無限の可能性」という言葉が出るのは、やはりキムタクはスゴいですね。【文中敬称略】(文・野島茂朗)

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