松浦市議会閉会 神崎海底遺跡の保存請願を採択

 定例松浦市議会は19日、最終本会議を開き、総額約9億9070万円の本年度一般会計補正予算案など21議案を原案通り可決。同市鷹島町沖の国史跡「神崎(こうざき)海底遺跡」の保存、活用を求める請願など4件を採択、同意、承認して閉会した。
 補正予算の主な事業は、GIGAスクール構想実現に向けて児童生徒や教職員に1人1台タブレット型端末を配置する小中学校ICT整備事業(約1億3200万円)、2018~19年の大雨で被災した市道の災害復旧事業(約6億6310万円)-など。
 市内8団体が提出した元寇(げんこう)の遺物が数多く出土している「神崎海底遺跡」の保存、活用を求める請願を採択し、市議会に「鷹島海底遺跡保存活用特別委員会」(宮本啓史委員長、12人)を設置した。

© 株式会社長崎新聞社