【MLB】全球団キャンプ施設を一時閉鎖へ 選手などの陽性反応を受け

 4月12日に開幕したCPBL、5月5日に開幕したKBOに続き、昨日6月19日にNPBも開幕を迎え、アジアでは球"春"到来となっているが、アメリカの春はまだまだ先かもしれない。

 アメリカでは新型コロナウィルスによる死亡者数が12万人に及び、ジョンズ・ホプキンス大学の統計によると第一次世界大戦における同国の死亡者数を上回っている。また、フロリダ州、テキサス州、アリゾナ州などを始め、複数の州で新規感染者数が過去最多を記録していると報じられており、現時点でも感染拡大の傾向は収まっていない。

閉鎖された野球施設

 そして野球関係者もその例外ではない。フィラデルフィア・フィリーズの選手5人、球団職員3人に陽性反応が確認されたのを皮切りに、トロント・ブルージェイズの選手1人にも新型コロナウィルスの完成症状が現れ、ヒューストン・アストロズからは1人、ロサンゼルス・エンゼルスから2人の選手の陽性反応が確認されている。

 上記の人物たちの多くがアリゾナまたはフロリダにあるキャンプ施設を利用しており、MLB機構は全球団のキャンプ施設の閉鎖を決定した。選手も球団関係者も、陰性が確認されるまでは施設への立ち入りを禁じられるという。

 ようやく労使間の協議が前進し、遂に開幕が現実味を帯びてきたMLBだが、再び新型コロナウィルスの影響によって開幕の延期、あるいはシーズンの中止を余儀なくされるのかもしれない。

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