大村入国管理センター男性死亡問題 不起訴処分に、長崎地検

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 大村入国管理センター(大村市)で収容されていた40代ナイジェリア人男性が死亡した問題で、殺人容疑などを念頭に捜査を進めていた長崎地検は18日、被疑者不詳のまま不起訴処分にしたと発表した。処分は15日付。
 長崎地検によると、殺人や保護責任者遺棄致死容疑などの可能性を含め、同センター職員など男性に関わった人を被疑者と想定して捜査を進めた。同センターの職員らは男性に食事を取るよう求めていたことなどから、男性が自分の意思で拒食したと判断。「犯罪の成立が認められなかった」として処分を決定した。
 男性は昨年6月、施設内で意識不明の状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。出入国在留管理庁は同10月、男性の死因は「飢餓死」で、長期にわたる拘束に抗議するためのハンガーストライキが原因とする調査報告書を公表している。