【MLB】球団別プロスペクトTOP10:アリゾナ・ダイヤモンドバックス

1位:クリスチャン・ロビンソン(OF)
2017年7月に契約金250万ドルで入団。全てのツールが平均または平均以上になりうる5ツールプレーヤー候補で、特にパワーポテンシャルと強肩が光る。昨年はSSとAの69試合で打率.282、14本塁打、17盗塁と傑出した成績を残した。成熟した打撃能力を持っており、パワーを試合の中でも発揮することができている。足は速いが伸びしろのある体格から、将来的にはRF向きとされている。

2位:ドールトン・バーショ(C)
2017年ドラフト2巡目(全体68位)指名。プロ入り後は安定して結果を残しており、昨年は2Aの108試合で打率.301、18本塁打、21盗塁を記録した。コンパクトなスイングから全方向に打ち分ける打撃は非常に評価が高い。Cとしては傑出した運動神経があり、盗塁技術にも優れる。送球面の不安と正捕手カーソン・ケリーの存在から、CF、LFまたは2Bでのメジャー昇格も考えられる。

打撃力と運動能力に高い評価を得る2位のバーショ

3位:ヘラルド・ペルドモ(SS)
2016年7月に契約金7万ドルで入団。アマチュア時代から運動能力と守備力の高さには定評があったが、プロ入り後は打撃でも進歩をみせて評価を急上昇させている。昨年はAとA+の116試合で打率.275、3本塁打、26盗塁、70四球、67三振の好成績を残した。パワーポテンシャルも平均レベルのものを秘めている。広大な守備範囲や強肩を持っており、傘下でベストのディフェンダーとの評価。

4位:アレク・トーマス(OF)
2018年ドラフト2巡目(全体63位)指名。初のフルシーズンとなった昨年は、AとA+の114試合で打率.300、10本塁打、15盗塁の好成績をマーク、フューチャーズゲームにも選出された。スイングは動きが大きいが、速球、変化球ともに捉えることができている。左投手への対応が課題。足が非常に速く、打球反応、判断も良好で、長期的にCFにとどまれる可能性が高い。

5位:コービン・キャロル(OF)
2019年ドラフト1巡目(全体16位)指名。178センチと体格には恵まれていないが、優れた打撃センスと傑出したスピードが光るアスリート。プロデビューでも42試合で打率.299、2本塁打、18盗塁と持ち味を発揮した。パワーポテンシャルも打撃練習では平均レベルのものをみせている。広大な守備範囲を誇るCF守備も高評価。今年の活躍次第では大きく評価を上げる可能性がある。

【MLB】2020球団別プロスペクトTOP10:索引

6位:ブレイク・ウォルストン(LHP)
2019年ドラフト1巡目(全体26位)指名。高校ではアメフトのクォーターバックとしても活躍したアスリート。春には90マイル前後で安定しなかった球速が、プロ入り後は頻繁に96-97マイルを記録するようになった。タイトなカーブは両打者に効果的な決め球。シンプルなフォームで制球は安定しており、すらりとした体格に豊富な伸びしろを秘める。

7位:コービン・マーティン(RHP)
2017年ドラフト2巡目(全体56位)指名。昨年7月にトミー・ジョン手術を受けたが、それからすぐにザック・グレインキーとのトレードでアストロズから移籍してきた。怪我前は、最速98マイルのファストボールを筆頭に、4球種を制球良く投げ込むことのできる完成度の高い投手だった。まずは怪我から問題なく復帰する必要があるが、ポテンシャルはローテーション半ばの先発投手。

8位:ルイス・フリアス(RHP)
2015年11月に契約金5万ドルで入団。昨年はSSとAの16試合で防御率2.83、BB/9 3.4、K/9 11.9とブレイクした。素早い腕の振りから最速99マイル、安定して90マイル半ばから後半を記録するファストボールを投げ込む。縦に大きく落ちるカーブも評価が高い。昨年から投げ始めたスプリットチェンジも効果的。投球フォームに力みがある点はマイナス材料だが、ポテンシャルは非常に高い。

9位:リーバイ・ケリー(RHP)
2018年ドラフト8巡目(全体249位)指名。昨年はAの22先発で防御率2.15、BB/9 3.5、K/9 11.3の好成績を残した。90マイル半ばで投げ込まれるファストボールと、キレのあるスライダーのコンビネーションは威力抜群。他の2球種には後れをとるが、スプリッターも好感触。全力で投げ込む投球フォームと、未熟なスプリッターから、リリーフ向きとみるスカウトも多い。

10位:ウィルダード・パティーノ(OF)
2017年10月に契約金98万5千ドルで入団。元々はレンジャーズと130万ドルで合意していたが、肘の手術が理由で契約が破談になっていた。2018年の2度目の肘の手術を乗り越えて、昨年はROK2階級40試合で打率.319、1本塁打、14盗塁の好成績をマークした。非常に足が速く、パワーポテンシャルも平均以上のものを持っており、5ツール揃った選手へと成長する可能性を秘めている。

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