3著者に賞状贈る 熊日出版文化賞で贈呈式

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熊日出版文化賞の表彰を受けた(左から)辻春美さん、田尻久子さん、橋本博さん=22日、熊本市中央区のホテル日航熊本(高見伸)
熊日出版文化賞の表彰を受ける「くまもと美と祈りの絵馬行脚」著者の辻春美さん(左)

 第41回熊日出版文化賞の贈呈式が22日、熊本市中央区のホテル日航熊本であり、受賞3作品の著者を表彰した。

 受賞作は▽「教養としてのマンガ」(橋本博著、扶桑社)▽「橙[だいだい]書店にて」(田尻久子著、晶文社)▽「くまもと美と祈りの絵馬行脚」(辻春美著、舒文堂河島書店)-の3点。自費出版に贈るマイブック賞の該当作はなかった。

 河村邦比児・熊日社長が受賞者に表彰状と副賞を手渡した後、「どの受賞作も郷土の文化、歴史への熱い思いが伝わる」とあいさつ。選考委員長の幸田亮一・熊本学園大学長が選考経過を報告した。

 受賞者スピーチで橋本さんは「漫画のアーカイブセンターをつくり、熊本を漫画文化の拠点にしたい」と意欲を語り、田尻さんは「いろんな方の人生の一部をちょうだいして書いた。大事な場所を思い浮かべて読んでもらえたらうれしい」、辻さんは「絵馬は日本の伝統的な美術であり、先祖の貴重な遺産。古里の神社を思い出してほしい」と述べた。

 同賞は県内個人・団体の優れた著作を毎年顕彰。今回は2019年に刊行された約100点から、熊日の社内選考を経て、有識者7人が2月26日の本選考で受賞作を決めた。贈呈式は当初3月11日に予定していたが、新型コロナウイルスの影響で延期した。(魚住有佳)