開幕戦プレーバック 入場者1万人 栃木に1-0で勝利

ゴール前の堅守で完封勝利を収めた第1節の栃木戦=トラスタ

 2月23日の開幕戦は昨季20位の栃木をホームに迎えた。このときすでに国内はウイルスの脅威にさらされており、観客席にはマスク姿のサポーターがずらり。それでも、1万人近くの来場があり、チーム力は「J2屈指」との呼び声が高いV長崎への期待がうかがえた。
 「3-4-3」の布陣でキックオフ。スタメン級のMFルアンとFWイバルボはコンディション不良でベンチ入りしなかった。栃木は守備意識が高く、思うようにボールを保持できなかったが、前半22分にMF秋野のCKからDFフレイレがゴールを決めて先制。その後は最終ラインに並んだフレイレ、角田、二見の「元J1清水トリオ」と、同じく清水から新加入したGK高木和が危険な場面で体を張って1-0で完封勝利を収めた。
 ワンチャンスをものにして辛くも白星発進に成功し、手倉森監督は「初戦で硬くなった。何はともあれ、負けるわけにはいかなかったので本当によかった」と胸をなで下ろしていた。


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