過去10年、「アーセナル最高の契約」TOP5

アーセン・ヴェンゲル監督が長くチームを率いてきたアーセナル。しかしこの10年間はなかなかタイトルに手が届かず、低迷期を過ごしている。

今回『Sportskeeda』はそんなアーセナルの「直近10年間」における『最高の獲得選手』を特集しているぞ。

5位:アレクシス・サンチェス

今はその輝きを失っているアレクシス・サンチェスであるが、アーセナルでは166試合に出場して80ゴールと45アシストを決める活躍を見せた。そのハードワーク、そして豊かな才能とクリエイティビティを発揮し、ピッチの中で何度も想像を超えるようなプレーをした。

しかしそのプレーはアーセナルを離れてからほとんど見ることが出来ず、それからの2年半でわずか6回しかネットを揺らしていない。インテルへのローンも失敗に終わっている。

4位:ローラン・コシェルニ

今シーズンの最初にアーセナルを離れることになったローラン・コシェルニ。9年間に渡るイングランドでのキャリアの中で、350試合以上に出場し、3回のFAカップ優勝を経験した。

ロリアンからおよそ1000万ポンド(およそ13.2億円)という安価な価格で加入した彼は、アーセン・ヴェンゲル監督による掘り出し物の一つであった。怪我に苦しんでいたとはいえ、今季初頭に予想外の退団となったことはチームに大きな穴を残している。

3位:オリヴィエ・ジルー

フランス・リーグアンで驚きの優勝を果たしたモンペリエから1240万ユーロ(およそ14.8億円)でアーセナルへとやってきたジルー。ファンから最高の感謝を受けることはなかったものの、5シーズンで253試合に出場し、105ゴール41アシスト。そのポストプレーの正確さも合わせ、アーセン・ヴェンゲル監督のサッカーを支える存在にもなった。

そのチームワークを重視する性質もあって、ゴール数で正当な評価を受けることはなかった。しかしそれでもアーセナルの歴史上屈指のストライカーであったことは間違いない。

2位:ピエール=エメリク・オーバメヤング

もし今季オーバメヤングがいなかったらどうなっていたことか…。アーセナルが2019-20シーズンに決めたゴールのうち、42.5%に彼が関与している。その試合あたり得点率は0.65であり、ティエリ・アンリの0.68に次ぐ数字だ。

リーガ再開されて以来アーセナルはひどい状態になってしまっているが、オーバメヤングはジェイミー・ヴァーディに次ぐ得点ランキング2位となっている。契約が2021年までという事実もあり、退団が噂されているが…もし彼が離れたら、クラブは大変なことになるだろう。

1位:エクトル・ベジェリン

バルセロナの下部組織に所属していたベジェリンは、もしアーセン・ヴェンゲルの誘いがなければ埋もれていたかもしれない。ダニ・アウヴェスがトップチームで活躍を続けていたからだ。

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アーセナルはわずか50万ユーロ(およそ6000万円)で彼を獲得し、プレミアリーグ屈指のサイドバックに成長させた。197試合に出場し、これまで8ゴール25アシストを記録している。現在では副キャプテンも任されており、精神面でも柱の一人となっている。

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