5歳男児の尻にフライ返し メキシコ国籍の男 起訴内容認める

去年、三重県亀山市で同居する当時5歳の男の子の尻にフライ返しを押し付けてやけどを負わせたなどとして、傷害などの罪に問われている42歳のメキシコ国籍の男の初公判が、22日に津地方裁判所で開かれ、男は起訴された内容を認めました。

傷害と暴行の罪に問われているのは、鈴鹿市に住むメキシコ国籍の派遣社員、ワタナベ・ゲバラ・アレハンドロ被告(42)です。

起訴状などによりますと、ワタナベ被告は去年6月ごろ、当時住んでいた亀山市内のアパートの一室で、同居していたチアゴ・ファン・パブロ・ハシモトくん(当時5歳)の尻に加熱した金属製のフライ返しを押し付けやけどを負わせたとされているほか、去年8月ごろ、チアゴくんの兄の頭を壁に打ち付けたとされています。

初公判でワタナベ被告は、起訴された内容を認めました。

検察側は、来月下旬までに追起訴の予定が2件あるとしたため、次回の公判は8月7日に開かれる予定です。

なお、ワタナベ被告の内縁の妻は、チアゴくんをベルトで殴った暴行の罪で懲役1年執行猶予3年の判決が言い渡されています。

チアゴくんは去年10月28日に外傷性脳障害で死亡し、警察ではチアゴくんら兄弟が日常的に2人から虐待があったとみて捜査を続けています。

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