「イベント狩り」がスタート!? 半グレがライブイベントを狙っている

写真はイメージです。

「だってけしからんでしょ。まだ安全なんて決まっていなんですよ」そう声を荒らげるのは裏社会の住民、準暴力団(俗に言う半グレ。警察では準暴力団と「規定」されている)の人間です。

ここに来て、繁華街、特に新宿歌舞伎町では「スカウト狩り」というものが取りざたされています。スカウト狩りの全貌はまだ、明らかになってはいませんが、全国でも有名な指定暴力団が「狩っている」のは、ほぼ事実だと思われます。

それとは関係あるのかないのか、うっぷんが溜まっているのか、あるいは純粋に彼らなりに国を思っているのか、日本各所で再開されている、アイドルイベントやコンサートに群がる人間たちに準暴力団系の人間が威圧をかけようとしている動きが見られます。

「具体的にはまだ、何もしようとは思わないですよ。でも自分たちが『動く』事で、浮かれムードが収まるんじゃないですか」(前出・準暴力団員)

とは言いつつ、狙いが何かが気になるところです。本当に「自粛反対」を叫んで日本の為になると思っているのか……。

そこの辺りを聞いてみると少し黙った後、

「自分らもシノギが出来ない状態ですからね。メジャーはともかく地下アイドル業界には自分らも、以前までは手を出していましたからね。アピールですよ」

アピール。裏社会の人間の特有のシノギの仕方の一つです。そこからネットなどで拡散していくというルートを辿っていきます。「イベント狩り」を口にした準暴力団の人間たち。今、何を見据えているのでしょうか。(文◎編集部)

© TABLO