【MLB】7月24日前後開幕、60試合制で強行開催へ 7月1日から再キャンプイン

MLBコミッショナーのマンフレッド氏【写真:Getty Images】

「MLB球団は満場一致で3月26日の合意に基づいて2020年シーズンを実施することにしました」

新型コロナウイルスの感染拡大により開幕が延期となっている米メジャーリーグ。機構側から提案された60試合制開催案が選手会に否決されたことを受け、MLB機構側は7月24日前後の開幕、60試合制でシーズンを開幕することを決めた。

MLBは22日(日本時間23日)に声明を発表。そこには「本日、MLB選手会からマンフレッド・コミッショナーとトニー・クラーク氏が作成した枠組みを否決したと知らせを受けました。言うまでもなく、この展開は残念です」とし、選手会の決定を憂いた。

さらに声明では「この否決を受け、MLB球団は満場一致で3月26日の合意に基づいて2020年シーズンを実施することにしました」とし、ロブ・マンフレッドコミッショナーの権限により、シーズンを強行開催することを決定したという。

声明文では「特定の試合数の日程を作成するため、選手会に明日午後5時(東部標準時)までに2つの情報を提示するように求めています」とし、7日以内に選手たちがキャンプ地に集合できるか、健康・安全プロトコルを含むマニュアルに合意するか、の回答を選手会に要求しているとした。

機構と選手会の間での事務折衝が折り合わず、交渉が難航していたMLBの開幕案。結局は双方の歩み寄り、合意のないまま、シーズンの強行開幕という決着となるのだろうか。(Full-Count編集部)

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