【MLB】選手会がMLB機構の提案を否決 コミッショナー権限でのシーズン開催へ

 現地22日、機構は2020年シーズンの開催を発表した。選手会と機構がシーズン開催案に関して合意に至らなかった場合は、決定権をコミッショナーのロブ・マンフレッドに認める、という条項が3月末の合意に含まれており、今回選手が再度機構の開催案を否決したことを受けて、球団オーナーたちは全会一致で決定権をマンフレッドに与えることに合意している。

 現在マンフレッドは、7月下旬開幕での60試合かそれ以下でのシーズン開催を検討している。現時点では機構が選手会に対して、7月1日からのキャンプ再開が可能かどうか、健康と安全に関するプロトコルに同意するかどうか、という2つの点に関して問い合わせを行っている。

 選手会はこの問い合わせに対して好意的な回答をするものと見込まれている。アメリカでは再びコロナウィルスの感染拡大が確認されており、決して楽観視できる状況ではないが、MLB開幕がいよいよ現実味を帯びてきた。

© 株式会社SPOTV JAPAN