エイダン・ギレン&マイケル・マラーキーが語る「プロジェクト・ブルーブック S2」の見どころ

©株式会社東京ニュース通信社

1952~69年、アメリカ空軍が行った、UFO調査の報告書を基に作られたミステリードラマ「プロジェクト・ブルーブック」。調査を依頼された実在の天文物理学者、J・アレン・ハイネックをエイダン・ギレンが、彼の相棒となる空軍大尉のマイケル・クインをマイケル・マラーキーが演じ、毎回さまざまなUFO遭遇事件や政府の陰謀、謎の組織を相手に奮闘することになる。シーズン2の撮影現場で、コンビを組んだ主演の2人に、本シリーズの魅力を聞いた。

刺激的な題材に基づいた素晴らしいエンターテインメント作品

── このシリーズのどういうところにひかれましたか?

ギレン 「すべてはいい脚本につきるよ。これはとても刺激的な題材に基づいた素晴らしいエンターテインメントで、単なる娯楽作品以上のものがある。ロバート・ゼメキスの会社が手がけていることも、僕ら出演者たちに自信を与えてくれたんだ」

マラーキー 「たくさんの脚本を読むけど、クリエーターたちの情熱によって完璧な形になった脚本に出合えることはめったにない。プロダクションデザインも素晴らしかった。僕はこのキャラクターにとても共感できたし、役をもらえて興奮したよ」

── どのように役作りをしましたか?

ギレン 「ハイネックの著書を読んだり、取材映像を見たりしたよ。すべて本物の事件を基にしているから、資料は多すぎるくらいある。動画サイトでUFOのビデオを見るのに時間を使いすぎないようにしないといけなかったよ! ハイネックには知性や好奇心があり、正直で温かい。そして、少し近寄りがたいミステリアスなところもあるキャラクターにしたかった」

マラーキー 「クインは、“プロジェクト・ブルーブック”の初代ディレクターを基にしているんだ。飛行機のシミュレーターを体験して、実際に空を飛んでみたよ。もちろん1人でじゃないけどね(笑)。ある程度演じていると、キャラクターが命を持ち始め、1人歩きをするようになる。そうなるととても楽しいんだ。エイダンと僕が現場に行って、脚本通りだとしっくり感じられない時は、ライターやショーランナーと話し合うことができた。彼らは僕らの意見を、心を開いて聞いてくれた。みんなが、お互いの面倒を見合っている家族みたいになったんだ」

── ハイネックも、あなたがドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」で演じたピーター・ベイリッシュも、誰よりも頭がいい役ですが、そういう役は好きですか?

ギレン 「みんなによく二つの役を比較されるんだ。僕はこれまで二つのキャラクターの違いについて話してきたけど、似たところがあることはよく分かっているよ。ハイネックもベイリッシュも、知的で頭の回転が速く、機知に富んでいるんだ。そういう役を演じられるのは素晴らしいよ」

── 本シリーズが掘り下げている体験は、どういうものですか?

マラーキー 「恐怖と感嘆かな」

ギレン 「間違いなく恐怖やパラノイアがある。でも、それがこのドラマの主な雰囲気だとは思わない。現象よりも人間をよく描いているんだ。いや、両方かな」

マラーキー 「要約するのは難しいよね。とても壮大なストーリーなんだ。恐怖と感嘆というのは反対のことのように思えるけど、そうじゃないんだよ」

── シーズン2の展開はどうなりますか?

マラーキー 「2人で同じ体験をしたことで友情が生まれ、クインはハイネックにもっと心を許すようになる。一体何が起きているのか、ハイネックと一緒に探りたいと思うんだ」

ギレン 「でも、2人の間に今でも緊張感があるのは重要だと思う。いつも2人が同じ意見を持っているわけじゃない。また、シーズン2にはたくさん飛行機やボート、戦艦などが出てくる。スケールが大きくなるんだ」

── ハイネックと妻・ミミ(ローラ・メネル)の関係に変化はありますか?

ギレン 「シーズン1で、ハイネックはミミが何を必要としていて、彼女が人生のどういう段階にいるのかを理解することになった。それで、もう少し彼女を受け入れるようになるんだ。それがさらに進んで、シーズン2の2人はある意味、チームとして働くようになるんだよ」

── クインとミステリアスな女性、スージー(クセニア・ソロ)の関係はどうなりますか?

マラーキー 「僕らはクールだよ。シーズン1の最終回で、2人がバーで会うシーンが大好きだった。どこか繊細さや優しさがあった。彼女がどういう状況にいるのかがもっと分かることになるよ」

── 最近、海軍パイロットがUFOを目撃したと話題になりましたが、そのことをどう思いますか?

マラーキー 「UFOを目撃したことを報告すると、軍を除隊させられたりする。だから長い間、彼らは報告するのを恐れてきたんだ。でも実際、何千という(UFO遭遇の)報告があるんだよ」

ギレン 「その映像を見たよ。今はパイロットが、ばかにされるかもしれないという心配をせずに、もっとオープンに報告できるようになっていると思う。僕は広大で無限の宇宙では、ほかの惑星にも生命体があるだろうとずっと思ってきたよ」

アンサンブルキャストの作品に数多く出演してきたギレンとマラーキーだが、本シリーズでは2人が出ずっぱり。UFO事件や政府の陰謀もとても興味深いが、実力派2人の演技合戦を楽しめる人間ドラマの醍醐味(だいごみ)も大きな見どころとなっている。

【プロフィール】

エイダン・ギレン Aidan Gillen
1968年4月24日生まれ。アイルランド・ダブリン出身。ダークファンタジードラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011~19年)で人気を得る。映画の出演作に「ボヘミアン・ラプソディ」(18年)など。


マイケル・マラーキー Michael Malarkey
1983年6月21日レバノン・ベイルート出まれ。米・オハイオ州出身。ドラマ「ヴァンパイア・ダイアリーズ」(2009~17年)のエンゾ役で人気者になる。ほかに「ギャングポリス~裏社会の誓い~」(18年~)などに出演。

【番組情報】

「プロジェクト・ブルーブック S2」
6月28日スタート
ヒストリーチャンネル 日本・世界の歴史&エンタメ
日曜 午後9:00~10:00ほか(字幕・全10話)

米・ソ冷戦時代に実際に行われたUFO事件の調査“プロジェト・ブルーブック”を基にしたシリーズで、制作総指揮はロバート・ゼメキス。世界的に有名なロズウェル事件やエリア51などが登場。ハイネック博士とクイン大尉は、政府の陰謀を暴こうと大きな危険を冒すことになる。

取材・文/吉川優子