田んぼでジャンプ! 雲仙・南串山「ドロリンピック」

泥に足を取られながら競技を楽しむ児童=雲仙市南串山町

 田植え前の水田で子どもたちが土に親しむ「ドロリンピック」が23日、長崎県雲仙市南串山町であり、地元小学生が田んぼの中でジャンプしたり、転んだりして泥まみれで楽しんだ。
 JA島原雲仙青年部南串支部が毎年開催。今回は新型コロナウイルス流行の影響で規模を縮小。市立南串第二小の4~6年生38人が4チームに分かれ、電車ごっこをしながらバトンをつなぐ「汽車ポッポリレー」、竹の棒を持ち横一列に並んで走る「台風の目」など3競技に挑戦した。
 水田を全力疾走して棒を奪う「田んぼフラッグ」では、児童たちが次々と豪快にジャンプ。低学年のころから参加を楽しみにしていたという4年の中村ふみさん(9)は「足を上げて走って、思い切り飛び込んだ。口の中に泥が入ったけど面白かった」と笑顔で話した。

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