平塚で「ヘメロカリス」が見頃 ギリシャ語で「一日の美」

梅雨を迎え、アジサイと競演するヘメロカリス=平塚市寺田縄の花菜ガーデン

 朝に花が咲き、夕方にしぼむ「一日花」として知られる「ヘメロカリス」が、県立花と緑のふれあいセンター「花菜ガーデン」(平塚市寺田縄)で見頃を迎え、梅雨の晴れ間にアジサイとの競演で来園者を楽しませている。

 ヘメロカリスはギリシャ語で「一日の美」とされ、園芸用に改良された多年草の品種。同ガーデンでは昨年、220品種880株を植え替え、黄色や紅色のユリに似た花が6月から7月にかけ毎日、入れ替わるように咲き乱れる。

 7月中旬までが見頃で同ガーデンは「彩り豊かな花々のコントラストが初夏の景色に映える。ぜひ午前中にきれいに咲く花を見てほしい」と呼び掛けている。

 新型コロナウイルスの影響で休園中だった同ガーデンは、今月から営業再開。アジサイやスイレンも見頃で「例年並みの客足に戻った」(担当者)という。開園は午前9時から午後5時まで。

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