Baseball is Back! 選手会「残りのすべての問題は解決した」

ついにメジャーリーグが戻ってくる。メジャーリーグ選手会は日本時間6月24日、「残りのすべての問題は解決した。選手たちはトレーニング・キャンプへ向かう」とツイートし、2020年シーズンの開催についてメジャーリーグ機構側との合意に達したことを明らかにした。キャンプは7月3日(現地時間)にスタートし、シーズンは60試合制での開催が予定されている。

機構側と選手会の両者が越えなければならない最後のハードルは、新型コロナウイルス対策が中心となる健康面と安全面についての問題だった。その点について、日本時間6月24日に合意が成立し、ついに2020年シーズンの開幕を迎えるための準備が整った。

USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールによると、選手たちは7月1日(現地時間)までにキャンプ地に集合し、新型コロナウイルスの検査を受ける。7月3日(現地時間)に正式にキャンプがスタートし、そこから約3週間後の7月23~24日(現地時間)にシーズン開幕を迎える予定となっている。シーズンは9月27日(現地時間)まで、60試合制で行われる。

各球団は同リーグ同地区の球団と10試合ずつ(合計40試合)対戦し、残りの20試合は他リーグ同地区の球団との対戦となる。ナイチンゲールはヤンキースとメッツが6試合対戦する予定であることを伝えており、この20試合は5球団と4試合ずつというわけではなく、いわゆる「ライバル関係」を考慮した配分になると見られる(ホワイトソックス対カブス、エンゼルス対ドジャース、アスレチックス対ジャイアンツなど)。

また、ナ・リーグで初めて指名打者制が導入される。延長戦は前のイニングの最終打者を二塁に置いた「無死二塁」の状態からスタートすることになった。

このほか、トレード・デッドラインを8月末とすること、故障者リストの日数を10日間と45日間にすること、新型コロナウイルス用の特別な故障者リストを設けることなどが報じられている。詳細はのちほど正式に発表される見込みだが、まずはメジャーリーグの再開が決定したことを素直に喜びたい。

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