日帰り温泉「こもちの湯」年度末で閉館 老朽化し民間譲渡困難 渋川市

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渋川市が閉館する方針を決めた「白井温泉こもちの湯」

 群馬県渋川市の日帰り温泉施設「白井温泉こもちの湯」(吹屋)について、市が本年度末で閉館する方針を決めたことが23日、分かった。市有観光施設の在り方に関する基本方針で民間への譲渡を計画していたが、老朽化により安全確保や衛生管理が難しいと判断した。

 同施設は1992年に開館した。近年は、地域住民を中心に年間約10万人が利用している。2012年度に指定管理者制度を導入。当初方針では、現在の指定管理期間が本年度末で終わるのに合わせ、民間事業者への譲渡を目指していた。

 源泉は引き続き市が管理し、全量を隣接する市子持老人福祉センターで利用。センターの魅力を高め、高齢者や市民の交流の場としての機能を充実させる。

 市は、財政負担を軽減するため、17年に温泉施設8カ所のうち7施設を譲渡する基本方針を策定。スカイテルメ渋川とユートピア赤城・赤城の湯ふれあいの家は昨年4月に譲渡した。

 今回の方針見直しでは他に、小野上温泉センターとSUNおのがみの指定管理期間を3年延長し、民間への譲渡時期を24年4月とした。直営の伊香保温泉浴場石段の湯は、21年度としていた指定管理の導入時期を遅らせ、22年度以降とした。

 北橘温泉ばんどうの湯、たちばなの郷城山は予定通り21年4月に譲渡する計画で、今年8月に募集要項の配布などを始める予定。