「夢のためならOK」手越と昭恵夫人に共通する“自分優先”主義

©株式会社光文社

19年、愛車で夜の街へ繰り出す手越。

「(安倍)昭恵さんはプライベートでもよくしてくださっていて」

6月23日、都内で開催した会見でそう語ったのは、ジャニーズ事務所を退所した元NEWSの手越祐也(32)だ。国民に対して花見の自粛が求められていたさ中の3月下旬、安倍昭恵夫人(58)と10名以上が集った私的な食事会に参加していた手越。桜の前で満面の笑みで撮られた集合写真も報じられ、自粛下での“桜を見る会”ではないかと、批判を受けていた。会見で記者からの質問を受けて、手越はこう反論した。

「花見って書かれてましたけど、それも花見というわけでなく、行ったレストランの庭の桜がたまたま満開だった。せっかくなのでみんなでいろいろ意見交換をして、そこで写真を撮ろうよと」

“レストラン敷地内にたまたま咲いていたのでその前で撮っただけ”。妻の行いが国会で追及を受けたときに、安倍晋三首相(65)もまったく同じ弁明をしたが、そもそも国民に“不要不急の外出の自粛”や“三密の回避”を求めているのに、レストランでの食事なら大丈夫なのか、とツッコミを受けていた。

不要不急の外出の自粛が要請され、ジャニーズ事務所もステイホームキャンペーンを行っているなか、二度の飲み会を行っていたことが報じられた手越。会見で飲み会の相手は独立後のビジネスパートナーとなり得る人だったとしたうえで、こう弁明した。

「その(独立)ための準備というのを徹底的にやっていかないと、『手越落ちたな』と思われるのも嫌だし」
「やはり自分の夢をかなえるものに対しては、世間は『不要不急』と言うかもしれないですけど、<中略>僕としては『不要不急ではない』でした」

しかし、今回のコロナ禍では、多くの人が自らの夢や今後の計画を中断して、感染拡大防止のために、外出や経済活動の自粛に協力してきた。“自分の夢のためなら不要不急ではない”という論理はあまりに身勝手に聞こえる。

また遠隔で打ち合わせる方法も普及しているが、「将来の自分の第2ビジョンへの夢だったりを語って一緒にやっていこうよという思いを、ズームだったり、家のテレビ会議で話すということが、僕はそれじゃあなかなか決まらないと思っていて。やっぱり、ちゃんと目と目をその場で会って見て話すというのが大事な会議では絶対に必要」と、手越は自分の価値観を優先させる。

昭恵夫人との会合も、「中身は健全というのか、いろんな未来へのビジョンを語り合う会でした」と正当化した手越。しかし、多くの国民は“大事な会議”や“健全な会”も含めて、開催そのものを取りやめたり、遠隔で行ったり、なんとか工夫をこらして、対面する機会を減らそうと努力してきた。

昭恵夫人は自分が信奉している医師のツアー旅行に参加し、マスクも付けずに3月中旬に大分県の神社を集団参拝していたことも明らかになっている。夫である安倍首相が国民に外出自粛を呼びかけているなか、“三密”外出を行った昭恵夫人。一方、自分が所属している事務所がステイホームキャンペーンを行うなか、飲み会が報じられた手越。

手越は「あの方もすごく明るい方」「僕も根っから明るい性格」と昭恵夫人との共通点を語ったが、自分の夢や価値観のためなら自粛要請を無視してもいいと考える意識も共通してはいないだろうか。