三池崇史×窪田正孝が10年ぶりにタッグを組んだ映画「初恋」を先行配信。「全員の生きざまを楽しんでほしい」

テレビ朝日とKDDIがタッグを組み、今年4月からサービスをスタートした動画配信プラットフォーム・TELASA(テラサ)は、三池崇史監督、窪田正孝主演で2月に公開された映画「初恋」について、レンタルやほかの配信サービスに先立ち、先行見放題配信を開始した。さらに、本編冒頭10分間を期間限定で無料公開中のほか、各国の国際映画祭での三池監督の勇姿を捉えた5本の特別映像「三池監督世界を行く」も無料配信している。

「初恋」は、カンヌ国際映画祭監督週間、トロント国際映画祭など30以上の映画祭に招待され、各国で熱いスタンディングオベーションを浴びた作品。全米で先行公開をした後、満を持して日本で公開となった三池監督の最新作だ。

主演は、現在放送中の連続テレビ小説「エール」(NHK総合ほか)に主演する窪田が務め、天涯孤独ながら天性の才能を持つプロボクサー・葛城レオを演じている。三池監督は、2008年のドラマ「ケータイ捜査官7」(テレビ東京系)のオーディションで、デビュー間もない窪田を見いだし、当時「10年後に窪田を選んだ理由が分かる」と語っていた通り、この映画で10年ぶりに本格タッグを組むこととなった。また、ヒロインでヤクザに見売りされ捕らわれの身になっている少女・モニカに扮(ふん)するのは、3000人の中からオーディションで選ばれた小西桜子。繊細な役柄を初々しくも大胆に表現し、新人離れした度胸でこの大役を演じきった。

物語は、新宿・歌舞伎町が舞台。ボクサーであるレオは、希有な才能を持ちながら、負けるはずのない格下相手との試合でまさかのKO負けを喫し、試合後に受けた診察で余命いくばくもない病に冒されていることを知る。そして、あてどなくさまようレオの目の前を、少女が駆け抜ける。「助けて」という言葉に反応し、とっさに追っ手の男をKO。しかし、倒した男は刑事だった。レオは懐から落ちた警察手帳を手に取ると、少女に腕を引かれ現場を後にする。モニカと名乗るその少女は、父親に借金を背負わされ、ヤクザの元から逃れられないことを明かす。レオが倒した男は刑事の大伴(大森南朋)で、ヤクザの策士・加瀬(染谷将太)と裏で手を組み、ヤクザの資金源となる“ブツ”を横取りしようと画策。その計画のためにモニカを利用しようとしていた。

三池監督は、本作について「どうしようもないやつらが好き勝手に暴れて、誰一人欠けても出会わなかった2人がいて、そこから恋が芽生えてしまう。全員の生きざまを楽しんでほしい。さらば。バイオレンス!」とメッセージを寄せ、企画・プロデュースを担当した紀伊宗之氏は「カンヌ国際映画祭を皮切りに、30以上の映画祭出品、60カ国を超える公開と、全世界を熱狂させてきた本作を、皆さまの元にお届けできることを大変うれしく思います! 映画館で見れなかった方も、もうすでに見た方も、TELASAでぜひ何度でもお楽しみください」とアピールした。

また、「初恋」の配信を記念して、プレゼントキャンペーンを実施中。TELASA公式Twitter(https://twitter.com/telasa_jp)をフォローし、「#テラサで初恋観た」のハッシュタグをつけて、映画の感想をツイートすると、抽選で5人に「映画『初恋』<歌舞伎町クリーンイベント>オリジナルジャンバー(非売品)」と「小説『初恋』」をセットでプレゼントする。キャンペーンは、6月26日午後0:00~7月3日午後11:59まで実施予定(期間は変更になる場合あり)。

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