神戸ゆかりのスパコン、またも世界一 1W当たり毎秒211億回計算 4冠「富岳」は9位

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省エネ性能ランキング世界一となったスパコン「MN-3」=横浜市(プリファードネットワークス提供)

 神戸大学(神戸市灘区)と人工知能開発会社のプリファードネットワークス(東京)が演算処理装置を共同開発したスーパーコンピューター「MN-3」が、スパコンの省エネ性能を評価するランキング「グリーン500」で世界1位になったことが24日までに分かった。理化学研究所が神戸・ポートアイランドに設置したスパコン「富岳」が計算性能に関する4部門で世界1位となったことに続く、神戸ゆかりのスパコンの快挙。

 同社によると、MN-3は消費電力1ワット当たり毎秒約211億回の計算ができ、歴代スパコンで最高性能。神戸大大学院理学研究科の牧野淳一郎教授らの研究グループと同社が開発した演算処理装置を160個搭載し、海洋研究開発機構・横浜研究所(横浜市)で5月に稼働した。

 画像や音声の認識といった性能を向上させる「深層学習」ができ、自動運転やロボットなどへの応用が期待される。牧野教授は「日本の民間企業、大学がトップレベルの技術であることを示した」と話す。

 一方、スパコン「富岳」は、省エネ性能を競うグリーン500では世界9位だった。(井川朋宏)