広島県、世界遺産で無許可伐採

宮島・弥山原始林、樹木33本

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無許可で伐採された弥山原始林=広島県廿日市市

 広島県は24日、世界遺産・厳島神社がある宮島(同県廿日市市)の弥山原始林で行った登山道の修繕の際に、文化財保護法で定められた現状変更の許可を文化庁長官から得ないまま樹木33本を伐採していたと発表した。県は連携不足が原因の不適切な対応だったと謝罪した。

 弥山原始林は世界遺産の登録地区内にあり、国の天然記念物にも指定されている。県は文化庁の指示を受け、伐採現場の植生復元に取り組む方針だが、少なくとも数年単位の時間がかかる見通し。文化財保護法違反の可能性があるとして、県警にも相談している。

 県などによると、樹木は登山道の脇に生えていたアラカシやカエデなど。