長崎県五島列島で50年に一度の記録的な大雨 大雨による災害に警戒を

25日(木)午前4時30分の高解像度ナウキャスト

 気象庁は、長崎県で災害につながるおそれがある猛烈な雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報を発表した。

【記録的短時間大雨情報 1時間雨量】

長崎県 五島市付近 約110ミリ(午前4時30分)

 五島列島付近には、前線や低気圧の影響で活発な雨雲がかかり続けていて、五島市では1時間に100ミリを超える猛烈な雨の降っている所があるとみられる。

 また、午前4時半ごろには新上五島町で、午前5時前には五島市で「50年に一度の記録的な大雨となっているところがある」として、気象庁は大雨による災害への警戒を呼びかけている。午前4時までの1時間には、五島市で70ミリを超える非常に激しい雨が観測されている。

 この後も、九州北部には活発な雨雲がかかり続けるおそれがあり、土砂災害に厳重な警戒が必要だ。

記録的短時間大雨情報とは

 1時間に80ミリ以上の猛烈な雨を観測または解析し、さらにその地域にとって数年に一度程度しか発生しないような大雨である場合に発表される情報。周辺地域では、土砂災害や河川の増水など、災害の危険性が高まっているため警戒が必要となる。

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