神田外語大学と株式会社モリサワが「ユニバーサルデザインと地域課題の解決」をテーマにした授業を実施

令和2年 6月 25日

神田外語大学と株式会社モリサワが共同で産学連携プロジェクト「ユニバーサルデザインと地域課題の解決」をテーマにしたポスター制作を目的とする連続授業をオンラインで実施します

神田外語大学(千葉市美浜区/学長:宮内孝久)は、「文字を通じて社会に貢献する」という理念のもと、様々な書体を開発し続けている株式会社モリサワ(東京都新宿区/社長:森澤彰彦)と共同で産学連携プロジェクト「ユニバーサルデザインと地域課題の解決」をテーマにしたポスター制作を目的とする連続授業を、オンライン会議サービス(Zoom※1)を活用し、実施します。これは、同大言語メディア教育センターの石井雅章准教授の授業「グラフィック・デザインIA」(木2)で行われるものです。一般的に人は情報の8割を視覚から得ていると言われており、ユニバーサルデザイン(以下:UD)フォントは、高齢者への配慮やロービジョン(※2)、ディスレクシア(※3)など、社会生活に障害のある人への配慮にも貢献しています。同授業では、学生たちが、言語や文字が持つ可能性や身近な地域課題に向き合い、新しい価値観や考え方を発見していくことが狙いです。
※1 Zoom…パソコンやスマートフォンを使って、セミナーやミーティングをオンラインで開催するために開発されたアプリ。
※2ロービジョン…視機能が弱く、矯正もできないが全盲ではない視覚障害。
※3ディスレクシア…学習障害の一種で、文字の読み書き学習に著しい困難を抱える障害。

神田外語グループは、SDGsに基づいた教育環境の充実の一環として、2019年9月に株式会社モリサワの開発したUD(ユニバーサルデザイン)フォントを学内に100ライセンス導入しました。教職員が学内で使用するパソコンやサイネージなどのデジタル機器で表示される文字を「理解しやすい」、「判断しやすい」ものにすることで、さらなる学習、業務の効率化を目指して貰いたいという想いで実施されました。

今回の学生によるポスター制作では、まず、UDフォントについて学び、課題解決の具体的なケースを理解します。その上で、身近な地域課題をユニバーサルデザインで解決するアイディアをポスターとして提出し、株式会社モリサワのスタッフによる評価がなされます。同授業のオリエンテーションから評価までは、全てオンライン会議システムを通じて行われます。学生たちは自宅などそれぞれの環境で課題解決に向けてのアイデアを考え、それをもとにUDフォントを利用したポスターを作成します。

【授業スケジュール】
6/11(木)株式会社モリサワの担当者によるオリエンテーション
6/18(木)文字レイアウトやUDフォントをはじめとするフォント各種についてのレクチャー
7/ 1(水)課題提出(ポスターデータ、作品紹介企画書)
7/30(木)株式会社モリサワの担当者によるフィードバック、評価

※本学から配信されるプレスリリースはSDGsに基づいた教育環境充実の一環として、UD(ユニバーサルデザイン)フォントで作成されています。https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/news/52433/

▼本件に関する報道関係の方の問い合わせ先
学校法人佐野学園 グループコミュニケーション部 担当:関根
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