こぎん刺しのイタリア国旗披露/五輪カヌーホスト・西目屋の有志ら制作/監督、ネット通じて感謝

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カヌーイタリアチームのモルメンティ監督にオンラインでこぎん刺しのイタリア国旗をお披露目する関村長(左)と大高僚教育長(左から2人目)。奥のモニターに映るのがモルメンティ監督

 東京五輪カヌースラロームイタリア代表チームのホストタウンとなっている青森県西目屋村で1月に制作を始めたこぎん刺しによるイタリア国旗が完成し、村教育委員会は24日、村中央公民館でお披露目会を開いた。会場とイタリアをオンラインでつなぎ、イタリアチームのダニエレ・モルメンティ監督に画面越しで披露。監督は「東京五輪は延期になったが、スポーツを通したつながりの素晴らしさを再確認できた」と語った。

 こぎん刺しによるイタリア国旗づくりは、元地域おこし協力隊員の木立恭子さん(49)の提案でスタートした。弘前市のこぎん作家・佐藤陽子さんの監修の下、村民や村で働く46人が参加した。「だんぶりこ(とんぼ)」など縁起が良いとされる伝統的なこぎん刺しの模様を、赤、白、緑の糸で刺し、つなぎ合わせて、縦約50センチ、横約90センチの国旗にした。2枚制作し、1枚は今後イタリアチームが村を訪れた際に贈り、1枚は同村の「道の駅津軽白神」に展示する。

 同日、村中央公民館には制作に関わった人ら約30人が集まり、完成した国旗を感慨深げに眺め、写真に収めるなどしていた。木立さんは「できたらいいなという思いを口にしたら、皆さんの力で形にしてくれて本当にうれしい。ホストタウンの事業を一部の人の事業で終わらせずに、カヌーに興味を持ってくれる人が増えるきっかけになれば」と語った。